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「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2018 京都」開催にあたって


第115回日本内科学会総会・講演会会長
広島都市学園大学学長・広島大学名誉教授 河野修興

 医学生・研修医の諸君はわが国の宝です。より優れた医学・医療の開発のために若い力を存分に発揮する土壌が備わっていれば、世界中のいかなる国においても、その国や地域は発展するに違いありません。日本内科学会総会・講演会では、このような無限の可能性を秘めた若者を対象として「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ」という企画を同時開催しており、4つの異なったセッションを設けています。
 第1に、「ポスター発表セッション」では、医学生・研修医(卒後5年目まで)に「症例報告あるいは臨床研究」を発表してもらいます。例年、非常に多くの諸君が活発に発表してくれていますので、本年も多くの諸君が発表してくれることを期待しています。これらの発表は経験豊富な指導医の先生方との共同発表になりますので、発表内容については充分にディスカッションしておいて下さい。登録してもらった抄録の内容を吟味し、あらかじめ11名の優秀演題を選出して「プレナリーセッションとして口述発表」をしてもらいます。
 第2に、「あらかじめ提示したテーマに関して『公開討論会』」をしてもらいます。昨年までは3つのテーマを同時進行で討論してもらいましたが、今回は、テーマを「高齢者医療に関して」の1つにしています。提出してもらった抄録を検討し、あらかじめ優秀発表者を数名選出して彼らに討論してもらいます。これらの発表者に選ばれなかったとしても、多くの諸君に参加していただいて活発な討論になることを期待しています。
 第3に、例年通り、「実践内科塾」を開催します。研修医数名に登壇してもらい、内科疾患の症例検討会を行います。モデレーターの先生の助言を得ながら、症例が深く検討され、診断と治療選択に至る過程に醍醐味を感じるはずです。
 第4に、新しい企画として、「アナライザー・セッション」を設けました。これは、3つの内科専門領域に関して専門家の先生から症例提示をしていただき、Q/Aを行うものです。内科すべての領域について行いたいのですが、時間の関係で3領域に絞ることを許してください。参加者にはあらかじめアナライザーを配布し、その端末を使って回答してもらいます。多数の学生・研修医が同時に参加できる、「参加型の実践内科塾」とも言ってよいでしょう。多数といっても、参加人数には200名前後という限りがありますので、早めに参加の意思を示してください。
 優秀発表者やアナライザー・セッションの優秀者には賞状と副賞を用意していますので、期待してください。
 本年の日本内科学会総会・講演会のテーマは「明治維新150年目の内科学: 難治性疾患への挑戦」です。歴史は懐古趣味的にただ振り返るだけのものではありません。歴史的な疾患概念・病態理解の変遷を探ることによって新たな診療技術の開発に至り、現在の医療は成り立っています。そして、今後、更に優れた医療を開発し、現在は残念ながらまだ難治性である疾患を克服していくためには歴史を知っておかなければならないと思っていますので、このようなテーマを選びました。医学生・研修医諸君の多数の参加を得て、諸君の将来の活躍の出発点となることを期待しています。

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