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血液

入院後経過と考察

#1.びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
9月21日~25日までのR-CHOP療法で,触診と肉眼で認める左頸部の腫脹は消失した(21日:ドキソルビシン,オンコビン,エンドキサン,21日~25日:プレドニン,27日:リツキサン).化学療法中,開始当日より37℃台の発熱を認めたが,5日目には解熱した.また,徐々に白血球の減少がみられ,化学療法開始12日目にWBC 1200となったが,その2日後には改善がみられた.便秘,悪心および頭痛などの副作用はなかった.10月11日~2コース目のR-CHOP療法を施行して,10 月10日に退院した.
(– 略 –)
#3.発熱
リツキサン投与後に発熱がみられたがすぐに解熱した.その後も時に5日目まで37℃台前半の発熱がみられたが,すぐに解熱した.

(– 略 –)

入院後経過

#1.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫〈DLBCL〉
入院後骨髄穿刺を施行し、臨床病期ⅢA,IPI予後不良因子は臨床病期のみでlow riskと診断した(age-adjusted IPIではlow-intermediate risk).合併症のない初発DLBCL症例であり,R-CHOP療法6コースを施行する方針とし9月21日~1コース目を施行した(リツキシマブ 640 mg, day 1; シクロホスファミド1,275 mg, day 1; ドキソルビシン 85 mg, day 1; ビンクリスチン2 mg, day 1; プレドニゾロン 100 mg, day 1-5 経口).リツキシマブ投与開始後infusion reaction による37.5℃の発熱がみられたがアセトアミノフェン内服で解熱し,他には副作用は認めなかった.R-CHOP施行後,好中球減少が進行し,
施行後12日目には白血球 1,200/μL(Seg 25.0%)まで減少し,37.8℃の発熱を認めた.明らかな感染源を認めず,発熱性好中球減少症と診断しセフェピム1 gを8時間毎に点滴静注し,フィルグラスチム75μg皮下注射を開始した.翌日には解熱し,3日後には白血球7,300/μLまで増加したためセフェピムは中止し,フィルグラスチムは3日間の投与で中止した.他の副作用は特に認めなかった.表在リンパ節は触知できない程度まで縮小し,10月11日から1コース目と同じ投与量で2コース目のR-CHOPを施行し,外来にて治療継続する方針として10 月12日に退院した.
(– 略 –)

修正ポイント

◆記載が不十分である

病歴要約の修正例

・循環器症例 ・腎臓症例 ・神経症例 ・血液症例 ・膠原病症例