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血液

現病歴

2016年7月に左頸部の主張に気付き,かかりつけ医を受診したが,原因不明で経過観察となったが,その後も頸部腫脹は増大したため精査目的で9月1日当院内科受診した.9月10日に当院耳鼻咽喉科にて左頸部リンパ節生検施行し組織診断で,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断された.9月20日に精査加療目的で入院した.

現病歴

2016年7月に左頸部の3 cm位の無痛性腫脹に気付き近医を受診したが,原因不明で経過観察となった.しかし,その後頸部腫脹は徐々に鶏卵大まで増大したため精査目的に9月1日当院内科を受診した.頸部および胸腹部造影CTにて左頸部に最大5×4 cmまでの多発性リンパ節腫大と右上縦隔,両側肺門部,腸間膜に2 cmまでのリンパ節腫脹を認め,9月7日に施行したPET-CT検査でこれらに一致して異常集積を認めた.耳鼻咽喉科にて9月10日に左頸部リンパ節生検を施行し,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫〈DLBCL〉と診断され,9月20日に化学療法目的で入院した.経過中他の症状はなく,体重減少,発熱,盗汗なども認めていない.

修正ポイント

◆臨床病期診断に必要なCTなど画像所見の記載が必要

神経

主要な検査所見

左側頭葉内側を中心とした梗塞巣を認め,頭部MRAで左中大脳動脈の途絶を認める.

主要な検査所見

(– 略 –)
頸動脈超音波:軽度動脈硬化性変化を認める.CHADS2スコア=3点.
画像所見:入院時MRIではDWIで左側頭葉を中心とした部位にMCA領域の1/4程度の淡い高信号域を認めるが,FLAIR/T2では特記すべき所見を認めず,発症後早期の所見として矛盾しないと考えた.頭部MRAで左中大脳動脈の途絶を認めた.

修正ポイント

◆急性期脳梗塞と分かる記載になっていない、心房細動に関連した検査がなされていない

病歴要約の修正例

・循環器症例 ・腎臓症例 ・神経症例 ・血液症例 ・膠原病症例