感染症×臨床推論

　内科医として、一般診療で遭遇する臨床症状に対応するノウハウを勉強することを主旨としているセミナーです。
　佐賀大学医学部附属病院総合診療部（以下、佐大総診）では、大学病院の総合診療部門として多くの不明熱・診断困難症例の診療を行ってきました。その原因となる病態には多くの感染性疾患が含まれており、市中肺炎などの一般的な細菌・ウイルス感染症から、 集中治療を必要とする重症感染症、さらには聞いたこともない菌種による菌血症まで多岐にわたります。これらの症例に対処するためには、 感染症専門医や臓器別専門医との協力体制が不可欠です。
　セミナーでは、佐大総診で経験してきた興味深い感染性疾患の症例を数例ピックアップし、診断の過程や治療のポイントを院内外から招いた経験豊富な感染症専門医のディスカッサントとともに臨床推論を行いながら、詳しく解説します。
　これは研修医・専攻医だけではなく、多くの内科専門医にとっても実践的な知識を深める良い機会となることを確信しています。感染症診療に携わる多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

テーマ『専門医と考える3つの発熱症例』

司会

佐賀大学医学部附属病院 総合診療部　香月尚子、相原秀俊

ディスカッサント

コネクト合同会社 CEO　山口 征啓
佐賀大学医学部附属病院 感染制御部 特任准教授　的野 多加志

プログラム

1. 1. はじめに
      
      佐賀大学医学部附属病院 総合診療部　香月尚子
   2. 症例提示
      　「70代、女性、呼吸困難」
      佐賀大学医学部 地域医療科学教育研究センター　山下 駿
      　「60代、女性、倦怠感」
      佐賀大学医学部附属病院 総合診療部　西 知世
      　「70代、女性、発熱外来を3度受診」
      国立病院機構 嬉野医療センター 総合診療科　本村 壮
   3. 質疑応答
   4. まとめ
      
      佐賀大学医学部附属病院 総合診療部　相原秀俊