PROGRAM
企画内容の変遷
発表するだけの場から、学び、議論し、将来を考え、人とつながる場へ。2012年から2026年まで、「ことはじめ」のプログラムがどのように広がってきたのかをたどります。
ポスター発表、プレナリー、公開討論、実践内科塾、キャリア支援、参加型ディベート、そしてAI・海外医療などの将来志向のテーマへ。「ことはじめ」は、若手が発表経験を積む場を核としながら、その時代に必要な学びと交流を取り込み続けてきました。
症例・研究を自らまとめ、伝え、質疑に応える。企画の中心であり続ける原点です。
講演、実践内科塾、スキルアップ企画を通じ、臨床と研究の視野を広げます。
公開討論、アナライザー、ディベートなど、受け身ではない参加型企画へ発展しました。
懇親会やキャリア企画を通じ、同世代・先輩医師との出会いを次の学びにつなげます。
プログラムの進化をたどる
節目となった年を中心に、企画の重心がどのように変化してきたかを整理します。
若手が内科学の未来を考える「源流」
第109回で「研修医、医学生の内科学会 2012京都」として初開催。若手が内科の使命と未来を見つめる場としてスタートしました。
「内科学サミット」として再始動
ポスター発表とプレナリーに加え、基調講演、特別講演、会長講演、公開討論、Meet The Professionalなどを組み合わせ、若手の発表と学びを一日に凝縮した構成へ。第111回から毎年開催となります。
「ことはじめ」の名称が定着、実践内科塾が登場
正式名称に「ことはじめ」を採用。症例を題材に臨床推論を学ぶ「実践内科塾」が加わり、発表だけでなく“内科を実践的に学ぶ場”としての性格が明確になりました。
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「発表+学び+討論」の骨格が定着
プレナリー、ポスター、公開討論、実践内科塾などの柱が定着。2017年にはAI・医工連携など将来医療を意識したテーマも扱い、2018年にはアナライザーセッション、2019年にはACP日本支部とのジョイント企画へと発展しました。
延期・大幅縮小、それでも発表の機会を残す
COVID-19の影響で4月予定から8月へ延期し、プログラムを大幅に縮小。ポスターセッションを中心とした開催となり、従来の多層的な企画構成はいったん大きく変化しました。
完全オンライン化とキャリア支援の導入
完全オンライン開催へ転換。オンライン形式の発表に加えて、若手内科医によるキャリアサポートセミナーを導入し、臨床能力だけでなく“将来をどう描くか”という視点がプログラムに加わりました。
現地とオンラインを組み合わせる過渡期
オンサイト企画を再開しつつ、ポスター発表はオンラインで実施。Zoom・PCプレゼンテーションを用い、コロナ禍で得たオンラインの利点を残しながら現地開催へ戻る移行期となりました。
「専攻医」を明示し、発表形式をPCへ再設計
名称に「専攻医」を加え、対象を明確化。紙ポスター掲示を廃止し、座長制のPCプレゼンテーションへ転換しました。スキルアップセッション、キャリアパスセッションなど、発表後の成長を意識した企画も充実します。
face to face の交流が本格的に戻る
PCプレゼンテーションを軸に、スキルアップセミナーや特別公開討論会を展開。ここ数年実現できなかった対面での交流を本格再開し、懇親会は約600名以上の規模となりました。
「聴く」から「参加して考える」プログラムへ
ディベートセッションを展開し、スキルアップセッションも複数テーマへ拡充。参加者自身が考え、意見を交わす構成を強めるとともに、キャリア形成支援と交流機会をさらに充実させました。
内科横断・AI・海外医療へ――将来志向の「現在形」
名称を「医学生・研修医・専攻医の内科学 ことはじめ」へ刷新。「他科の診かた」「AIと総合診療」「海外での医療活動」など、専門領域を越え、これからの内科医に必要な視点を扱う特別プログラムへ発展しました。
3つの変化から見る「ことはじめ」
年ごとの企画名は変わっても、全体を通して見ると大きな方向性が見えてきます。
紙ポスターからPCプレゼンテーションへ
座長制のポスター発表を長く軸とし、コロナ禍ではオンライン発表を経験。2023年から紙ポスターを廃止し、PCプレゼンテーションへ再設計しました。
講演を「聴く」から、実践的に「学ぶ」へ
基調講演・会長講演に加え、実践内科塾、スキルアップ、キャリア企画などが加わり、日常臨床と将来設計の双方を学ぶ構成へ広がりました。
公開討論から、参加型・双方向型へ
公開討論、アナライザー、ディベートなど、参加者が自ら考え、選び、発言する企画が増加。「受講者」ではなく「参加者」として関わる設計が強まっています。
発表後の交流まで含めた一つの学びへ
Meet The Professional/Mentor、懇親会、キャリア支援などを通じ、若手同士、そして先輩医師とのつながりを生むことも重要なプログラム要素になりました。
「ことはじめ」の特徴は、毎年新しい企画を追加してきたことそのものではなく、若手が初めて学術発表に挑むという核を守りながら、その時代の若手内科医に必要な経験を周囲に積み重ねてきた点にあります。
「若手発表会」から「若手内科医の学びの場」へ
2014年の再始動時と、2026年の現在形を対比すると、企画の広がりが明確になります。
ポスター発表とプレナリーを核に、基調講演、特別講演、会長講演、公開討論、Meet The Professionalを配置。若手が内科学会に参加し、発表し、専門家に触れる機会をつくる構成でした。
PCプレゼンテーションを軸に、内科横断、AI、総合診療、海外医療などへテーマを拡張。発表技術だけでなく、内科医としての視野と将来像まで考える場へ発展しています。
