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「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2022 京都」 開催にあたって

 

 

 

 

第119回日本内科学会講演会会長
京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 教授
稲垣暢也

第119回日本内科学会総会・講演会に併せて,「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2022 京都」が開催されます.本企画は第109回の日本内科学会総会・講演会においてはじめて開催されて以来,今回で第10回目を迎えます.主役は,これからの内科学を担う,医学生や研修医です.
 さて,今回参加される皆さんは,新型コロナウイルスが流行する,いわゆるコロナ禍の中,様々な制限のある中で,ストレスを抱えながら実習や研修を行われたことと思います.この間,webを用いたコミュニケーションが一気に広まり,時間的または距離的な制約があっても多くの学習機会を得ることができるようになったことは,私達の社会に大きな変化をもたらしました.しかし一方で,face to faceでのコミュニケーションがいかに大切であるかを改めて認識する機会にもなりました.
 今回の「ことはじめ」は,3つの企画から構成されます.第1は本会の中心となるポスター発表です.医学生・研修医によるポスター発表は例年多くの発表者や指導者による熱気にあふれていました.今回はその熱気を再び取り戻したいとの思いで,現在のところ現地開催を予定しております.各ポスター発表より優秀演題賞が選出されます.第2は,医学生・研修医向けのスキルアップセミナーです.医学的文献検索の方法や,学会発表の仕方,そして英語論文の書き方についてわかりやすく講演を行っていただきます.学会や論文での発表は,それ自体個々人の業績になりキャリア形成に役立つのみならず,発表を目指して経験した症例を深く分析し,考察する貴重な機会となり,診療技術の向上にも大きく寄与します.今後ますます情報技術が発達し,グローバル化も進む中で,論文検索や学会発表,そして論文作成のスキルは,近い将来,若手の医師として現場の中心になって活躍する皆さんにとって必須なものになると思います.是非この機会に多くを学んでいただければと思います.第3は,例年人気企画の実践内科塾2022です.今回は大阪医科薬科大学の鈴木富雄先生にモデレーターをお願いしました.内科診療の醍醐味を味わってください.
 古都京都で行われる「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2022 京都」ですが,京都の代表的な祭りである祇園祭の起源は人々が疫病の退散を願って行ったものと言われています.私達人類は疫病を始めとする多くの病気と向き合う中で,伝統的なことを守りつつ,様々な技術革新を行ってきました.これからのウィズコロナ,またはポストコロナと言われる時代にも,多くの変化が起きることでしょう.本会がそのような未来に活躍する皆さんの「ことはじめ」になる会になることを願っています.

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