HISTORY
ことはじめの歩み
「ことはじめ」の源流は、2012年、第109回日本内科学会総会・講演会で行われた若手企画にあります。 医学生・研修医が、自ら経験した症例や臨床研究を発表し、内科学の使命と未来を考える場として始まったこの企画は、 その後、発表・学習・交流を一体化させながら発展してきました。
第110回(2013年)では本企画の開催はありませんでしたが、第111回(2014年)に 「医学生・研修医の内科学サミット 2014」として再始動しました。 プレナリーセッション、ポスター発表、基調講演、公開討論会などを通じて、 若手が発表するだけでなく、先達の言葉に触れ、互いに議論する場が形づくられていきました。
2015年には名称を「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ」とし、「実践内科塾」など現在につながる企画が加わりました。 2016~2018年には、座長制ポスター発表、プレナリー、公開討論会、表彰、懇親会といった基本構成が定着。 アナライザーを用いた参加型企画なども加わり、若手が「発表する・考える・語り合う」場へと発展しました。
規模も着実に拡大しました。2014年の最終プログラム掲載演題数は207演題でしたが、 2019年には467演題となり、500演題に迫る規模へ成長しました。 同年にはACP日本支部との合同企画も行われ、若手内科医の学びはより広い視点へと展開しました。
2020~2022年は、COVID-19の影響を受けて開催方法そのものが大きく変化した時期です。 2020年は開催時期を変更し、プログラムを大幅に縮小して実施。 2021年には全面オンライン開催へ移行し、2022年にはオンサイト企画とオンライン配信を組み合わせながら、 ポスター発表をオンラインで行うなど、新しい学びの形を模索しました。
2023年には対象を「医学生・研修医・専攻医」と明示し、従来の紙媒体によるポスター掲示を行わず、 PCプレゼンテーションによる発表形式へ転換しました。 スキルアップ、キャリア形成、症例検討などの企画も再構成され、 「ことはじめ」は若手内科医が自ら発表し、学び、将来を考える場として新たな段階に入りました。
2024年以降は、対面での交流が再び大きな役割を担うようになりました。 SNS・AI、キャリア、ディベートなど時代に即したテーマが加わり、 2026年には最終プログラム掲載547演題へ到達。 名称も「医学生・研修医・専攻医の内科学 ことはじめ2026」となり、 「他科の診かた」「AIと総合診療」「海外での医療活動」といった領域横断・将来志向の企画へ展開しています。
タイムライン
2012年の誕生から2026年まで、主な転換点をたどります。
-
2012ORIGIN
ことはじめの源流
第109回日本内科学会総会・講演会で、現在の「ことはじめ」につながる若手企画を開催。 後年の記録では、約70演題規模のポスターセッションから始まったと振り返られています。
-
2013PAUSE
第110回は開催なし
本企画の開催はありませんでした。翌年の第111回から再び開催され、以後の継続的な展開につながります。
-
2014RESTART
「内科学サミット」として再始動
「医学生・研修医の内科学サミット 2014」を開催。最終プログラム掲載207演題。 プレナリー、ポスター、基調講演、公開討論会、Meet The Professionalなど、多面的な若手育成企画へ。
-
2015KOTOHAJIME
「ことはじめ」の名称へ
「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ」として開催。 「実践内科塾」も加わり、現在につながるブランドと企画構成が形づくられていきました。
-
2016–2018GROWTH
発表・討論・交流の定着
プレナリー、座長制ポスター発表、公開討論会、実践内科塾、表彰式・懇親会などが定着。 2016年は313演題、2018年は466演題を掲載し、参加型企画も広がりました。
-
2019EXPANSION
467演題、500演題に迫る規模へ
最終プログラム掲載467演題。 2012年の源流企画から大きく規模を拡大し、ACP日本支部との合同企画も実施。 より広い視点を取り入れた学びへ発展しました。
-
2020TURNING POINT
開催方法の大きな転換
4月開催予定から8月へ延期し、プログラムを大幅に縮小して実施。 最終プログラムには466演題が掲載され、従来の開催方式を見直す大きな転換点となりました。
-
2021ONLINE
全面オンライン開催
ポスター発表を含めオンラインで開催。 若手内科医によるキャリアサポートセミナーや実践内科塾もオンラインで展開しました。
-
2022HYBRID PHASE
対面とオンラインをつなぐ
第10回を迎え、オンサイト企画とオンライン配信を併用。 ポスター発表はオンラインで行い、新たな開催モデルを模索しました。
-
2023REDESIGN
専攻医を明示、PCプレゼンテーションへ
名称に「専攻医」を加え、紙ポスター掲示からPCプレゼンテーションへ転換。 スキルアップ、キャリアパス、実践内科塾などを組み合わせた新しい構成へ。
-
2024RECONNECT
face to face の交流を再び
最終プログラム掲載430演題。 SNS・AIなどを扱うスキルアップセミナーや特別公開討論会を実施し、 対面で語り合う交流も再び重要な柱となりました。
-
2025INTERACTIVE
参加型・キャリア形成型へ
最終プログラム掲載480演題。 都市部と地方、大学院、専門性、医局などをテーマにディベートセッションを展開し、 参加者同士の対話をさらに重視しました。
-
2026NEXT STAGE
「内科学 ことはじめ」へ
最終プログラム掲載547演題。 名称を「医学生・研修医・専攻医の内科学 ことはじめ2026」とし、 「他科の診かた」「AIと総合診療」「海外での医療活動」など、 領域横断・将来志向のプログラムへ展開しました。
症例や研究を発表し、問いを交わし、先輩や仲間と出会う。 その積み重ねが「ことはじめ」の歴史であり、これからの内科学につながっていきます。
