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会長挨拶

 「第118回日本内科学会総会・講演会」開催にあたって

 

 

 

 

 

  
第118回日本内科学会講演会会長
九州大学医学研究院 病態修復内科学(第一内科) 
教授 赤司 浩一

  第118回日本内科学会総会・講演会を,令和3年(2021年)4月9日(金),10日(土),11日(日)の3日間にわたり,東京国際フォーラムで開催いたします.日本内科学会は1903年に創設されて以来,社会の変化に耐え,社会に寄り添いながら発展を続けてきた本邦における最大の医学会です.この歴史と伝統のある日本内科学会総会・講演会の会長を拝命し,大変光栄に存じております. 
 令和元年末から世界を覆うコロナ禍により,人々の接触が制限され,学術集会を含むさまざまな学会活動の妨げになっています.令和2年4月に開催される予定であった第117回講演会は,突然の緊急事態宣言により延期され,8月にハイブリッド形式で行われるというチャレンジングな会でしたが,参加者数も多く内容が充実したすばらしい学会であったと思います.今回も対面で行うのがベストだとは思うものの,会期予定の4月の状況が予測不能であるため,オンラインをできるだけ活用する開催形式にいたしました.また,日本内科学会が内科学の総本山であることを意識して,今回の総会・講演会のテーマは敢えて言葉にせず,ポスターにおいて青空に映える富士山で,未来に向けての「末広がり」を表現させていただきました.
 本総会・講演会では,特別講演2題,招請講演5題,シンポジウム3題,パネルディスカッション1題,教育講演18題及び会長講演を企画しています.特別講演では,ウイルス学研究の第一人者である河岡義裕先生(東京大学)とオートファジー研究で2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生(東京工業大学)にご講演いただきます.招請講演とシンポジウムでは,内科学の各領域で注目されているテーマを選びました.パネルディスカッションでは,日常診療にも導入され始めた「ゲノム医療」をテーマに,最先端のゲノム研究と臨床応用について講演・議論します.また,「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ」は,新内科専門医制度のもとで内科学研修をスタートした若手医師にとって,よりよい発表・学びの場となるよう,医学教育分野の諸先生とともに新しいオンライン形式のプログラムを作成しました.市民公開講座は,「新型コロナウイルス感染症とともに生きる社会へ」をテーマとして,診療の最前線でご活躍の専門家にご講演いただきます. 
 特別講演や招請講演などは,新型コロナウイルス感染症への十分な対策をとったうえでLIVE配信しますが,教育講演等一部の講演は事前収録して会期中~会期終了後のァーカイブ配信を行います.新型コロナウイルスパンデミックという状況下での講演会開催にはさまざまな制約がありますが,会員の皆様が内科学における最新の知識を得て,診療・研究のさらなる糧としていただけるよう努めてまいります.多くの会員のご参加をお待ち申し上げております. 
 第118回日本内科学会総会・講演会のプログラム作成に関しては,本学会の役員・評議員の先生方,学術集会運営委員会,内科学会事務局,そして,九州大学学内準備委員の皆さんのご助言を賜りながら進めてまいりました.篤く御礼申し上げます.

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