日本内科学会では学会在り方検討委員会における「疾病の予防活動」への取り組みに関する協議をへて,「健康長寿の推進」を最終目標とした疾病予防活動を展開しております.様々な疾病の発症・重症化予防における栄養療法の重要性が広く認知されるようになっていますが,医療現場で行われている栄養療法についての科学的検証は大きな課題です.さらに超高齢社会を迎え,複数の疾病をあわせもつ人が増え,領域横断的に栄養療法の普遍性と特殊性を整理し,個々人に最適な個別化栄養療法の実践が求められています.そこで栄養療法による疾病の発症・重症化予防の新たな知見と今後の展望についてご発表いただき,内科学会員の皆様と共に栄養による「健康長寿の推進」を議論したく,本シンポジウムを企画しました.多数の会員の皆様のご参加をお願い致します.
開催概要
日 時 | 2024年4月13日(土) 15:00~17:00 |
開催形式 | ハイブリッド開催(現地開催・LIVE配信・オンデマンド配信) |
会 場 | 東京国際フォーラム ホールB5(2) |
参 加 費 | 無料(ただし、第121回講演会参加費のお支払いは必要となります) |
プログラム
座 長
梶波 康二(金沢医科大学),矢部 大介(京都大学)
1.基調講演 何故病態栄養学が必要か ~疾患栄養の重要性~
清野 裕(関西電力病院/関西電力医学研究所)
2.サルコペニア・フレイル予防のための栄養療法の現状と課題
山本 浩一(大阪大学)
3.慢性腎臓病の発症および進展予防に資する食事・栄養療法
細島 康宏(新潟大学)
4.肝疾患の予防に資する栄養療法 ~脂肪性肝疾患と肝硬変から考える~
清水 雅仁(岐阜大学)
5.糖尿病の予防に資する栄養療法
窪田 直人(熊本大学)
6.医学教育における疾病予防と栄養療法の位置づけ
松島加代子(長崎大学)