
開催日 | 2015年10月10日(土) 11時55分~12時55分 |
会場 | 新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ 新潟市中央区万代島6-1 TEL:025-246-8400 |
世話人 | 新潟大学医歯学総合病院 田邊 嘉也 |
参加方法 | 無料。事前申し込みも不要です。総合内科専門医に限らず、どなたでもお気軽にご参加ください。 |
認定更新単位設定 | 参加:2単位 |
プログラム
- テーマ
- 『HIV感染症の現状』~治療の進歩と新たな問題点について~
- 司会
- 信州大学 山本 洋
- 講師
- 新潟大学医歯学総合病院 田邊 嘉也
- 講演要旨
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ニューモシスチス肺炎患者の多発から後天性免疫不全症候群(AIDS)として報告されたのが1981年であるが、日本では1985年に最初のAIDS患者が認定された。日本におけるHIV感染症とAIDSの歴史は本年で丁度30年ということになる。血友病患者における訴訟、治療薬のない感染症である点、性行為感染症(患者の多数をしめる男性同性愛者≒性的マイノリティー者)に対する偏見といった様々な側面をもつ疾患で、当初は診療拒否(現在も完全になくなってはいないが・・・)もみられた。
現在、HIV感染症は拠点病院を中心に診療が行われており、治療については一日一回1錠の内服で十分なコントロールが得られる疾患となっている。長期予後も劇的に改善し抗HIV薬による併用療法が開発される前には25歳で発見されたHIV感染症患者が10年未満の平均余命であったものが現在はほぼ非感染者と同様というデータも示されている。しかし、長期予後の改善にともなってAIDS関連、非関連含めて種々の合併症がみられ、他科連携が非常に重要となってきている。また、患者の高齢化にともなって長期療養が必要な状態の患者も徐々に増えてきており、今後は施設連携も重要となってきている。
エイズ動向委員会による毎年の新規患者の報告数は増加傾向にあるものの年間1400例前後で、広く一般内科医が遭遇する疾患ではないが、時に遭遇する疾患として、鑑別には常にHIV感染症を考慮していただきたい。
今回のセミナーでは(HIV診療医ではない)一般内科医に知っておいていただきたい病態や併存疾患等について紹介する。この機会にHIV診療についての理解を深めていただきたい。
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