ワーキンググループメンバー公募-受付終了致しました

内科医にとって診断力の向上は生涯を通してのテーマと言えます。そして今、診断推論に関する様々な取り組みがあることは、ご存じかもしれません。

診断推論に関する研究が進みdual process theoryが広く紹介されるようになってきました。非分析的・直観的思考過程のタイプ1プロセスと分析的思考過程のタイプ2プロセス、この2つの思考プロセスをうまく機能させて臨床医は診断推論を進めています。しかしながら、ときに、これら2つのプロセスのどちらにおいても機能不全が生じ、このために診断の誤りが生じることが研究によって明らかにされています。診断プロセスを向上させるためには、診断に大きく関与する認知的要因とシステム要因の2つに焦点を当てて学習・教育する必要があります。

従来からさまざまな症例検討会が開催されてきていますが、これらの診断プロセスと診断に関与する2つの要因について言及されることは少なく、どうすれば機能不全を回避して診断プロセスを向上できるのかについての教育活動はあまり行われてきませんでした。

このような状況を改善すべく、診断プロセスと診断に関与するさまざまな要因に焦点を当てた教育プログラムを提供することを目的としたWGが結成されました。

現在、専門医部会では若手内科医師による活性化について議論されており、本WGでは若手内科医が中心となって活躍していただきたいと考えており、意欲があり活発に活動していただける若干名の若手内科医を募集することになりました。
つきましては、以下の募集要項に沿ってぜひご応募をお願い申し上げます。

メンバー

世話人
立教大学 大生 定義 / 愛知医科大学 宮田 靖志 / 北里大学 守屋 利佳
コアメンバー
愛知医科大学 中川 紘明 / 千葉大学 野田 和敬
国立病院機構栃木医療センター 矢吹 拓 / 自治医科大学 山本 祐

公募内容

  • 診断プロセス向上に関する活動に積極的に参加できる若手医師
  • 募集人数: 若干名
  • 原則、内科学会会員とする
  • 目安として卒後10年以上、25年未満、かつ年齢は50歳未満とする。
  • 所属先として下記から均等に参加できるようにする
    診療所、小病院、大病院、大学病院
    ※女性医師
  • 任期: 1年。平成28年10月~平成29年9月
  • 活動の素案
    1. ワークショップ開催(当面は年1回)
    2. 学会誌、HPでの症例提示
    3. 社会への情報発信

10月9日(日)11:00-14:00に日内会館で活動に関する検討会議を予定しています。
当日、既に予定が入っていて参加できない場合でも応募していただいて構いません。
以後も定期的(年3回程度)に、原則休日に会議が開催されます。
謝金なし、交通費は内科学会規定により支給

応募要領-受付終了致しました。

下記を記載の上、日本内科学会専門医部会事務局 fjsim-office@naika.or.jp までメールにて送付ください

  1. 氏名、所属、卒業年度、年齢
  2. 診断プロセス向上WGの活動にどのような形で貢献できるかについて200字以内でご記載ください。
締め切り
平成28年9月13日(火)
結果の連絡
世話人・コアメンバーでご所属先のバランスを考慮の上、依頼致します。
応募多数の場合、依頼できないこともありますのでご了承ください。
結果は9月27日(火)までに発信予定です。