
CPC 症例検討
開催日 | 2017年6月17日(土) 12時50分~13時50分 |
会場 | 仙台国際センター会議棟 3階 白橿1 仙台市青葉区青葉山 TEL:022-265-2450 会場案内図・交通案内 |
主催・企画 | 専門医部会東北支部(秋田県) |
世話人 | 秋田大学血液・腎臓・膠原病内科 小松田 敦 |
参加について | 参加費無料、事前予約も不要です。 総合内科専門医に限らず、どなたでもお気軽にご参加ください。 |
認定更新単位設定 | 参加:2単位 |
- ■企画
- 秋田大学血液・腎臓・膠原病内科 小松田 敦
- ■司会
- 平鹿総合病院 高橋 俊明
- ■症例提示者
- 平鹿総合病院 伏見 悦子
- ■剖検所見:病理
- 平鹿総合病院 齊藤 昌宏
- ■コメンテーター
- 福島県立医科大学膠原病内科 小林 浩子 / 自治医科大学附属さいたま医療センター呼吸器内科 椎原 淳
- ■内容
-
【症例】30歳代、男性
【主訴】両膝、手、肩痛、腰痛、労作時呼吸困難
【既往歴】特記すべきことなし。
職業:板金業 嗜好品:喫煙20本/日×13年 飲酒;なし【家族歴】特記すべきことなし
【現病歴】受診の1か月前から両大腿部痛あり、その後両膝痛に移行した。数日して両手指が屈曲困難となり腫脹してきた。また両肩痛も自覚したため、X日当院整形外科を受診した。この際、顔面、両肘に皮疹を認めたため皮膚科受診を勧められた。近医皮膚科を受診しプレドニゾロン10㎎を処方され皮膚所見はいくぶん軽快した。X+11日、仕事を終えて買い物に行ったところスーパーの駐車場でけいれん発作をおこし、当院に救急搬送された。
血圧155/81mmHg、体温36.0度、SPO2;95%、意識レベルは正常に戻っており神経所見を認めなかったが、精査のため入院となった。【血液検査所見】
血算:WBC 12200/μL, RBC 443×104/μL, Hb 13.4g/dL, Ht 41.1%, PLT 18.5×104/μL
凝固:D-ダイマー 1.6μg/dL
生化学:Na 138mEq/L, K 3.6mEq/L, Cl 102mEq/L, Ca 8.2mg/dL, BUN 6.7mg/dL, Cr 0.56mg/dL, 尿酸 8.4mg/dL, T.bil 0.5mg/dL, AST 83U/L, ALT 96U/L, LDH 512U/L, ALP 291U/dL, γ-GTP 331U/dL, CK 225U/dL, TP 5.5g/dL, Alb 2.5g/dL, CRP 1.76mg/dL, KL-6 1120U/mL, SP-D 82.2ng/mL
血液ガス(室内気):pH 7.461, pCO2 33.6mmHg, pO2 72.0mmHg、HCO3 23.4mEq/L
自己抗体:抗核抗陰性, RF 2 U/mL, 抗ARS抗体陰性, 抗Jo-1抗体陰性, 抗RNP抗体陰性, 抗セントロメア抗体陰性, PR3-ANCA/MPO-ANCA 陰性【画像所見】頭部CT・MRI:異常なし。胸部CT:両側肺の末梢に非区域性散在性の小スリガラス陰影を認めた。 【その後の経過】入院後38.1度の発熱あり。神経内科にて脳波検査を行うが異常なし。また膠原病・腎臓内科のコメントは、何らかのウイルス感染の疑いであった。改めて呼吸器内科にて気管支鏡検査を行うこととしてX+23日、一旦退院し、X+42日再入院した。この際に肺病変の進行を認めた。入院後気管支鏡、皮膚生検を行った。次第に呼吸不全に陥ったため強力な治療を行ったが、X+69日永眠された。病理解剖が行われた。
【臨床上の問題点】
1.本症の皮膚・関節症状の特徴と肺病変の関係は?
2.早期診断するためにはどのような方法があるか?
3.最善の治療は何か?
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