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教育セミナー(東北)[ハイブリッド開催]
イベントを読み込み中

教育セミナーは当日のみの開催で、アーカイブ配信はありません。
web参加で参加単位取得をご希望の先生方は、当日オンタイムでご視聴ください。

令和4年度CPCセミナー
「感染を契機に心不全増悪を来たし死亡に至った肥大心の1例」

内科医として、一般診療で遭遇する臨床症状に対応するノウハウを勉強することを主旨としている会です。多彩な症状をどう捉え、どうすれば正しい診断に到達できたか、病理診断医からの回答をもとに、専門領域が異なる先生方から、症例提示とレクチャーをお願いしています。総合内科専門医だけでなく、認定内科医、あるいは臨床研修医などすべての方々が参加可能になっております。明日からの診療に生かせるような活発な議論を期待しています。 奮ってご参加ください。

開催日 2022年6月18日(土) 10時~11時
開催形式 ハイブリッド開催(現地参加とweb開催の併用)
現地会場 仙台国際センター
仙台市青葉区青葉山
企画 専門医部会東北支部(宮城県)
世話人 東北大学循環器内科 高橋 潤
参加費 無料
参加方法 第226回東北地方会への事前参加登録が必要になります。
※お住まいの地域に関係なくご参加いただけます。
認定更新単位設定 【認定内科医・総合内科専門医】2単位
※視聴時間は任意といたしますが、60分以上のご参加をお願いいたします。
icon-arrow-circle-right 入退場時間記録について
【内科専門医】[出席単位]:なし [視聴単位]:1時間1単位
※視聴時間が問われます
「内科専門医」資格の認定と更新についてのご案内
注意事項 単位がパーソナルウェブに反映まで1か月程度かかります
参加状況確認後、事務局にて自動付与いたします。別途申請等を行う必要はありません。
単位付与は当日の視聴記録(アクセスログ)に基づき行われます。
視聴記録が確認できない場合は単位付与できませんのでご注意ください。

プログラム
「感染を契機に心不全増悪を来たし死亡に至った肥大心の1例」

司会
東北大学医学部 糖尿病代謝科 高橋 圭
症例提示
東北大学医学部 循環器内科 佐藤 遥
剖検所見:病理
東北大学医学部 病理学 山崎 有人
ミニレクチャー
東北大学医学部 循環器内科 後岡広太郎
コメンテーター
東北大学医学部 呼吸器内科 玉田 勉
東北大学医学部 消化器内科 粂 潔
内容

【症例】70歳代 男性
【主訴】呼吸困難
【既往歴】2008年 総胆管結石にて内視鏡的乳頭切断術、腹腔鏡下胆嚢摘出術
【生活歴】喫煙歴:なし、飲酒歴:機会飲酒
【現病歴】
2011年心不全発症し石巻市立病院に入院となり、その際に心エコーで全周性の左室肥大と左室収縮能の低下(EF40%)を指摘された。心臓カテーテル検査を施行し、LVEDP19、EF43%、CAG#6 25% #9 75%を認めた。心筋生検は未施行であった。カルベジロール5mg エナラプリル5mg スピロノラクトン25mg バルサルタン80mg アムロジピン5mg ロスバスタイン2.5mgが開始され退院となった。その後、近医クリニックに通院していたが2017年7月頃から労作時息切れが増悪し、8月には下腿浮腫と食思不振が出現した。慢性心不全急性増悪の診断で石巻市立病院に入院となった。心電図では脈拍120前後の心房細動リズム、全体的に低電位であり、心エコー上で左室駆出率は25%と低下し、心肥大を認めた。入院後には150bpm程度の非持続性心室頻拍が散見された。DOB1.7γで加療を開始したが心不全コントロール困難で有り、東北大学病院循環器内科に転院となった。
【現症】
身長 174cm、体重 70.4kg(心不全増悪前 64kg)、体温 37.8℃、血圧 89/60mmHg、心拍数 74bpm、呼吸数 20回/分、SpO2 92%(酸素3L投与下)、四肢・体幹に浮腫を認めた。
【治療経過】
東北大学病院循環器内科に転院後、ミルリノン・フロセミド・トルバプタンの投与により一時心不全は軽快し、心臓カテーテル検査を施行した。心筋生検の結果、心アミロイドーシスと確定診断した。その後も心不全加療を継続したが、急性肺炎の発症を契機に心不全が再増悪し、腎機能の急速な低下が認められた。利尿剤に対する反応・効果も乏しくなり、徐々に循環不全をきたし、永眠された。ご家族の同意のもと病理解剖が行われた。
【クリニカルクエスチョン】
① 全身諸臓器へのアミロイド沈着の程度
② 肺の感染所見の有無
③ 感染症以外に心不全を悪化させる原因はあるか

詳細

日付:
2022年6月18日

会場

仙台国際センター
宮城県仙台市 青葉区青葉山無番地 980-0856 + Google マップ
サイト:
http://www.aobayama.jp/
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