
開催日 | 2023年6月17日(土) 9時55分~10時55分 |
開催形式 | ハイブリッド開催(web参加と現地参加の併用) |
現地会場 | 仙台国際センター 仙台市青葉区青葉山 |
企画 | 専門医部会東北支部 |
世話人 | 弘前大学内分泌代謝内科 田辺 壽太郎 |
参加費 | 無料 |
参加方法 | 第229回東北地方会への事前参加登録が必要になります。 ※お住まいの地域に関係なくご参加いただけます。 |
認定更新単位設定 | 【認定内科医・総合内科専門医】2単位 ※視聴時間は任意といたしますが、60分以上のご参加をお願いいたします。 入退場時間記録について |
【内科専門医】[出席単位]:なし [視聴単位]:1時間1単位 ※視聴時間が問われます 「内科専門医」資格の認定と更新についてのご案内 |
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注意事項 | 単位がパーソナルウェブに反映まで1か月程度かかります 参加状況確認後、事務局にて自動付与いたします。別途申請等を行う必要はありません。 単位付与は当日の視聴記録(アクセスログ)に基づき行われます。 視聴記録が確認できない場合は単位付与できませんのでご注意ください。 |
プログラム / 令和5年度CPCセミナー
テーマ「治療経過中に意識障害を呈した膵内分泌腫瘍多発肝転移の1例」
- 司会
- 弘前大学医学部内分泌内科・糖尿病代謝内科 髙安 忍
- プログラム
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- 症例提示
弘前大学医学部内分泌内科・糖尿病代謝内科 村澤 真吾 - 剖検所見(病理)
弘前大学医学部脳神経病理学 三木 康生弘前大学医学部分子病態病理学 水上 浩哉 - ミニレクチャー
弘前大学医学部脳神経内科 村上 千恵子 - コメンテーター
高安 忍、三木 康夫、水上 浩哉、村上 千恵子
- 症例提示
- 内容 【症 例】70歳代 女性
【主 訴】意識障害
【既往歴】特記事項なし
【家族歴】父と姉が胃癌、姉と弟がバセドウ病、姉が脳動脈瘤【生活歴】特記事項なし
【現病歴】X-6年65歳時にバセドウ病・バセドウ眼症の診断。眼症に対してステロイドパルス療法が施行され、退院後は近医で抗甲状腺薬内服によるバセドウ病加療継続となっていた。X-1年頃から定期受診時の採血検査で血糖低値を認めていたが、無症状のため精査はされていなかった。X年5月(70歳時)に意識障害で近医へ搬送、低血糖のため入院となった。随時血糖値 24 mg/dlのときにインスリン 7.3 μU/mlと不適切なインスリン分泌に加え、CTで膵体部に腫瘤が確認され、精査のため紹介となった。
【経 過】インスリン産生膵内分泌腫瘍と多発肝転移の診断となり、X年8月に膵全摘・脾摘・肝部分切除・肝転移ラジオ波焼灼術が施行された。X+1年2月(術後6か月)に肝臓の腫瘍増大が確認され、ソマトスタチンアナログが導入された。しかしその後も更なる増大があったため、mTOR阻害剤やチロシンキナーゼ阻害剤が投与されたが、有害事象が出現し、病状は進行状態にあった。病理組織診断の再検討のためにX+2年6月に肝腫瘍生検と、生検後出血に対して塞栓術が行われた。その後に肝膿瘍を発症し、抗菌薬が投与された。全身状態が改善したために外来で抗菌薬の投与が継続されていた。X+2年8月に構音障害が出現し、異常行動も認められ当科再診、入院となった。低血糖はなく、薬剤性の意識障害・神経障害が疑われ、被疑薬中止となった。意識状態は不完全ながらも回復傾向にあり、リハビリ目的に転院、その後施設入所となった。外来通院継続中に肝転移は増大、低血糖が頻回となり、X+4年2月(74歳時)に最終入院となった。第6病日からJCS 300となり第35病日に永眠された。
【クリニカルクエスチョン】
①意識障害の原因
②膵内分泌腫瘍と肝転移の病理所見と臨床像との対比について
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