日本内科学会専門医部会 全人的医療ワーキンググループ主催
“全人的医療実践ワークショップ”―内科医にとっての全人的医療とは?
内科医にとっての“全人的医療”とは?
医療はサイエンスとアートから成り立つとされますが、内科において、EBM(Evidence Based Medicine)などサイエンスに対する理解に比べ、臨床・教育・研究におけるアート領域についての議論は深まっていません。そこでこのワークショップでは、“内科医にとっての全人的医療”について一つの提案をいたします。日々の臨床で、内科医は“全人的医療”をどのような考えのもとに、どのように実践していけるのか、この機会を通じて皆様と一緒に考えていきたいと思います。
開催概要
日時 | 2019年11月10日(日) 12:30~16:00 (12時受付開始) |
会場 | 日内会館4F会議室 |
対象 | 医師 |
定員 | 30名(応募多数の場合は2008年卒以降の会員、先着優先) |
認定更新単位 | 無し |
参加費用 | 無料 |
企画 | 日本内科学会専門医部会 全人的医療ワーキンググループ |
ワークショップの目的と個別目標
日々の診療で全人的医療を実践するために、病む人の「存在」に深く配慮し、適切に援助をする方法や態度を身に付ける
- 「問題解決モード」と「物語モード」との視点の違いを深く理解し、それぞれの特徴について説明できる。
- 診療中に「問題解決モード」と「物語モード」を必要に応じて行ったり来たりできる。(モードチェンジ)
- 患者の存在に配慮し、双方向性の“語り”を担う聴き手の役割を理解し、そこにいることができる。
当ワークショップにおける言葉の定義
「全人的医療」:医学的な援助と同時に、病む人の「存在」に深く配慮し、適切に支援できる医療
「問題解決モード」: 患者の疾病に伴う課題を特定し、解決することに焦点をあてアプローチすること
「物語モード」:患者の病いによる苦悩を、その意味の視点から捉え、配慮すること
ワークショップ当日の概要
全体のレクチャー、少人数のグループワーク(ロールプレイなど)、全体討議等を行います。
※主な内容は第1回ワークショップと同様です。
時刻 | 時間 | セッション | 内容 |
12:30 | 15分 | アイスブレイク | ファシリテーター紹介とグループ内で自己紹介を行います |
12:45 | 15分 | 導入講義 | 導入講義の後、意識とは?関係性とは?アイスブレイクも兼ねたワークを行います |
意識と関係性のワーク | |||
13:00 | 60分 | ワーク1 | シナリオをもとにロールプレイを行い、問題解決モードと物語モードのモードチェンジを体験します |
その後に全体共有と解説を行います | |||
14:00 | 10分 | 休憩 | |
14:10 | 75分 | ワーク2 | 簡単なシナリオから自分たちで物語を広げるロールプレイで、即興で役を演じ、相互にやり取りをすることで導かれる「関係」を体感し、「存在への配慮」について理解を深めます |
その後に全体共有と解説を行います | |||
15:25 | 20分 | 全体のまとめ | 全体のまとめ、参加者からの質疑応答 |
15:45 | 10分 | アンケート、共感スケール記載 | |
15:55 | 5分 | 写真撮影 | |
16:00 | 終了 |
ワークショップ・ファシリテーター
日本内科学会 全人的医療ワーキンググループ
申し込み方法
申込フォームよりお名前、日本内科学会会員番号(非会員の方はヒ-00000とご入力ください)。
ご所属施設名、ご診療科、卒後年数、連絡先メールアドレス等をご入力いただきお申し込み下さい。
申込フォーム |
申込期間
2019年9月10日(火)午前10時 ~ 9月30日(月)午前9時* 一次締め切り;引き続き募集中
※応募多数の場合には早めに締め切ることがあります。
※参加可否は締切後に連絡させていただきます。
*⇒定員に余裕がありますので引き続き満席になるまでお申込みを受付いたします。2019.9.30
事前学習資料(公開用)
ワークショップでより学びを深めていただくために、事前資料を用意いたしました(設問10問・解説付き)。
回答の際に、「受講者・一般・その他」からご選択ください。
お問い合わせ先
日本内科学会専門医部会事務局 fjsim-office@naika.or.jp
その他
今回のご参加に関して、日本内科学会の認定更新単位の設定はありません。
講演会当日はご見学・飛び入り参加を認めておりません、ご了承ください。