① 研修期間の短縮について
内科研修プログラムでの研修期間の短縮が認められている領域はどこになりますか。
ダブルボードで研修を行う際、内科研修で通常求められる3年以上の研修期間を1年短縮できる領域は、総合診療と救急科の2領域です。それ以外の領域を修了していたとしても、研修期間の短縮はございません。
② プログラム内で必要な研修期間について
ダブルボードで内科専門医を取得する場合、基幹施設および連携施設での研修期間は、それぞれ何ヶ月以上必要ですか。また、総合診療領域を終了後、特例型1年が適用された時には基幹施設と連携施設での研修期間はどのように設定されますか。
カリキュラム制の修了要件が適用されるため、それぞれ6ヶ月以上が必要です(単一施設で研修を完結することは認められません)。また、特例型1年が適用された場合は、その50%である3ヶ月以上の研修期間をそれぞれ設定してください。
【例】
・1年の短縮が認められている場合:基幹施設6ヶ月+連携施設1年6ヶ月
・特例型1年が認められている場合:基幹施設9ヶ月+連携施設3ヶ月
③ 総合診療専門研修での施設種別について
総合診療専門研修中に行った基幹施設・連携施設に該当する研修期間を、内科専門研修の基幹施設・連携施設の研修期間として読み替えることはできますか。
総合診療プログラムの基幹施設・連携施設は、総合診療領域の整備基準に沿って認定されているため、異なる整備基準で運用されている内科専門研修の施設研修に置き換えることはできません。
④ 採用枠・シーリングの扱い
ダブルボードでの応募者は、通常のプログラム定員とは別枠(シーリング対象外)として扱われますか。
ダブルボードの応募者も、通常の応募者と同じプログラムの定員数に含まれます。ただし、シーリングが設定されている地域においては、シーリングの対象外となるため、教育資源に十分な余裕があれば、定員数を増枠して採用することが可能です。増枠については、日本内科学会事務局までお問い合わせください。
⑤ 総合診療・救急科で経験した症例のJ-OSLERへの登録
ダブルボードにおける研修実績はJ-OSLERで登録する必要がありますか。また、総合診療版J-OSLERで登録された症例や病歴要約、または救急科専門研修中に取得した内科研修実績は、内科専門研修の実績として読み替えることはできますか。
ダブルボードの専攻医も、通常の専攻医と同じくJ-OSLERで症例登録・評価を受けていただく必要があります。
また、総合診療と救急科のプログラムで経験した内科症例は、要件を満たす範囲にて、内科版J-OSLERにご登録いただくことができます。
詳しくは下記のPDFをご参照ください。
総合診療専門医とのダブルボード
救急科専門医とのダブルボード
⑥ 総合診療とのダブルボードに適用される「特例型1年」について
総合診療研修後に「特例型1年」を適用する場合、採用前に内科学会への申請が必要ですか。
申請が必要となります。内科研修プログラムでの採用が決定しましたら、以下のPDFの書式をご記入いただき、shinseido@naika.or.jp までご提出ください(原本のご郵送は不要です)。学会にて特例型1年の適用条件を満たしているか確認をし、回答いたします。
総合診療専⾨研修修了者(⾒込み者)に関する内科専⾨医ダブルボード 研修実績申請書
最終更新日:2025年10月22日