2018年に日本専門医機構主導のもと、新しい専門医制度がスタートしました。 そのため日本内科学会では、新しい内科専門医制度へ切り替えて専門医制度試験を実施しています。 新しい内科専門医制度については以下のページをご参照ください。
認定医制度の手引き
第4項 認定内科医資格認定試験・総合内科専門医資格認定試験
資格認定試験の目的
- 認定内科医資格認定試験
- 信頼される内科標榜医に要求される内科全般の医学知識と臨床能力の評価を目的とする。
- 総合内科専門医資格認定試験
- 認定内科医の水準を超えて、広く研修医・レジデントや他診療科医からのコンサルテーションにも応じて適切な指導や内科診療を指示できるなどの臨床能力の評価を目的とする。
- 認定内科医および総合内科専門医の認定のため、内科全般における普遍的な知識ならびに臨床能力を評価する試験であって、内科のsubspecialtyの試験ではない。
- 問題は内科の各分野からそれぞれ出題されるが、ある分野に片寄ったものにはしない。合否判定は筆記試験の「総合得点」と「分野毎の得点」および「病歴要約の評価」の総合成績により行う。
- 研修記録の提出により研修実績を審査する。
そのため、教育責任者はその病歴要約の内容をチェックし、検印をする。
受験資格
- 認定内科医資格認定試験
- [概要] [受験資格] [研修記録] [申込み・受験料] [出題方式・合否判定]
- 総合内科専門医資格認定試験
- [概要] [受験資格:従来どおりの試験] [受験資格:措置的試験] [受験資格:海外の内科専門医資格保持者]
[研修記録:従来どおりの試験] [出題方式・合否判定:従来どおりの試験] [出題方式・合否判定:措置的試験]
資格認定試験の実施
- 試験は資格認定試験委員会が審議会の承認のもとに、年1回実施する。
その年毎に試験日と試験会場、申込み方法と期日、受験料などを当学会雑誌およびインターネットホームページに掲載する。 - 試験を客観的に行うため、多選択肢問題(Multiple Choice Question=MCQ)で行う。
- 受験料(受験料は別に定める)は、受験申込みの際に納入しなければならない。なお、納入された受験料はいかなる事由があっても返還しない。
- 研修の具体的な指標を示すため、1994年度から毎年認定内科医試験問題の一部を日本内科学会雑誌3月号に公表している。
過去10年間の受験者数と合格者数
- 認定内科医
- 回 数 受験者数 合格者数 合格率
2008年度 第24回 3,367名 3,137名 93.2%
2009年度 第25回 3,218名 2,887名 89.7%
2010年度 第26回 3,263名 2,892名 88.6%
2011年度 第27回 3,317名 2,897名 87.3%
2012年度 第28回 3,382名 3,116名 92.1%
2013年度 第29回 3,269名 2,818名 86.2%
2014年度 第30回 3,453名 3,188名 92.3%
2015年度 第31回 3,416名 2,803名 82.1%
2016年度 第32回 3,828名 3,417名 89.3%
2017年度 第33回 3,430名 2,968名 86.5% - 総合内科専門医
- 回 数 受験者数 合格者数 合格率
2008年度 第36回 272名 218名 80.1%
2009年度 第37回 317名 232名 73.2%
2010年度 第38回 360名 281名 78.1%
2011年度 第39回 459名 329名 71.7%
2012年度 第40回 510名 408名 80.0%
2013年度 第41回 493名 384名 77.9%
2014年度 第42回 3,943名 2,690名 68.2%
2015年度 第43回 6,787名 4,252名 62.6%
2016年度 第44回 7,731名 4,381名 56.7%
2017年度 第45回 7,283名 4,367名 60.0%
海外の内科専門医資格を有する方について
* 海外の専門医資格とはアメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ等を念頭においているが、これ以外の諸外国の専門医資格者から申請があった場合は、資格の難度などを踏まえ検討する。