はじめに
新しい内科専門医制度につきまして、平成30年度(2018年度)の開始に向け、内科のプログラムを改めて募集いたします。
すでに内科領域のプログラムにつきましては、内科学会における審査結果を各施設にお知らせしておりますが、プログラムの内容に変更内容もございますので、以下の点にご留意いただき、ご準備を進めていただきますようお願いいたします。
なお、前回のプログラム募集の際には基幹施設としての申請を見合わせていた施設もあったかと思いますが、今回の募集に際して新規の受付もいたしますので、合わせてご確認よろしくお願いします。
12月には、プログラムの募集要項を含めて、詳細なご案内をいたします。
プログラム再募集にあたっての主なポイント
1.連動研修(並行研修)の導入(下図参照)
① | 内科専門研修にあたっては、その研修期間中にサブスペシャルティ領域を研修する状況があるが、この研修を基本領域のみの専門研修とするのではなく、サブスペシャルティ領域の専門研修としても取り扱うことを認める。但し、サブスペシャルティ専門研修としての指導と評価は、サブスペシャルティ指導医が行なう必要がある。これを内科とサブスペシャルティとの「連動研修(並行研修)」とする。 |
② | 基本領域(内科)専門研修中のサブスペシャルティ研修の開始の時期については特に定めない。それぞれ所定の研修を修了して内科専門医を取得していれば、これまでの制度と同様の年数でサブスペシャルティ専門医の取得を可能とする道筋を用意する。 |
③ |
現在、日本内科学会とサブスペシャルティ学会との間でサブスペシャルティ領域におけるプログラムの整備基準の取りまとめを行っており、これらの協議を踏まえた詳しい情報については改めて案内する予定である。 |
2.研修期間の取扱いについて
疾病あるいは妊娠・出産、産前後に伴う研修期間の休止については、プログラムの修了要件を満たし、休職期間が6か月以内であれば、研修期間を延長する必要はないものとする。(従来の基準:4か月→新基準:6か月)
3.プログラムの定員について
医師の偏在を助長させないためにプログラムの定員については、教育資源(指導医および症例数)だけではなく、従来実績(過去3年間の研修医の採用実績)も踏まえて定員を設定する。特に都市部に相当する地域(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)では、実績の1.29倍まで定員調整を行ったが、引き続き、より抑制的な調整を行なう方向性であることにご理解をいただき、プログラムの申請においても、予めこのことを念頭に置いていただきたい。
4.プログラム募集および審査に関するスケジュール(下図参照)
研修プログラムの募集から認定までの流れは、下記のとおりである。
①「各施設からのプログラム募集」(日本内科学会) 12月初旬~2月末
②「プログラムの一次審査」(日本内科学会) 3月~4月中旬
③「プログラムの二次審査」(日本専門医機構) 未定
④「研修プログラムの認定」(日本専門医機構) 未定
⑤「研修プログラムの公表」(日本専門医機構) 未定
※ ①~②にの流れに関しては基本領域学会である日本内科学会にて行なうため、そのことを前提にしたスケジュール(案)となっている。③~⑤については、日本専門医機構で行なう流れとなるものの、その詳細は未定であり、本年の取り組み状況をもとに想定として参考までに、下図のとおり示す。
お問い合わせ先: shinseido@naika.or.jp 日本内科学会事務局