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新専門医制度における内科指導医について(2017年12月版)

J-OSLERへの指導医登録にあたって

 内科領域の研修プログラムの準備として、内科指導医をJ-OSLERに登録する必要があります。そのため、各施設の指導医の最新のデータをご確認をお願いします。J-OSLERの概要、及び指導医名簿の修正については、以下のページの説明をご参照ください。

内科指導医の役割について

 内科指導医は大きく2つの区分がございます。

担当指導医(メンターとしての指導医 受け持ち人数に直接影響を受ける指導医):

専攻医の相談や病歴要約の作成,各種の相談や総合的な指導・評価する指導医です.
 指導医1名につき,専攻医を同時に最大3名まで受け持つことが可能です.
 プログラムの申請上、按分の対象になったり、名簿上、記載が求められているのは、この担当指導医になります。
 今回のプログラム制に導入される『内科の専攻医登録評価システム』において,相応の負担がかかりますので,物理的に最大3名までしか受け持つことができないと考えられます.

症例指導医

内科の各科研修において,受け持ち症例を指導する指導医です.
 症例についての指導医ですので,比較的負担感も軽く,指導医として専攻医へ全体的な評価を行う必要はありません.
 この症例指導医に関しては,特に専攻医何名までという数の制限は,内科領域では想定しておりません.
 よって,自施設においてプログラムの異なる専攻医に対しても症例に関する指導を行うことができます。
 ご自身のところに廻ってきた専攻医をそのまま症例に関して指導をお願いすることになります.
※担当指導医は場合によっては症例指導医を兼ねることもあると思います.
 例)◯◯先生が消化器内科の場合:専攻医□□医師,△△医師の担当指導医となりつつも,消化器内科に廻ってきた,別の専攻医の症例指導医として研修の指導することはありえます.

内科指導医の条件

 日本内科学会が定める要件を満たし、認められた指導医であること。その要件は下記のとおりです。
 ただし、これは新規申請時に必要な要件であり、過去に現行の認定医制度において内科指導医として登録された経歴のある方は、再度ご申請いだく必要はなく、指導医名簿にお名前を記載していただくだけで登録可能です(認定資格や会員資格を喪失した場合を除く)。

【必須要件】

 (1) 過去5年間に(内科学会に限らず)内科の臨床研究に関する業績発表3篇を有する者。

  • 発表は、内科医を対象とした公開の学術的集会(研究会レベルの集会は認められない)でなされたもので、共同研究者でもよい。
  • 論文は、内科医を対象とした学術的雑誌(定期刊行物)に掲載されたもので、共著者でもよい。

 (2) 初期研修期間も含め内科臨床歴7年(8年目)以上の者。

 以上と合わせ、下記のいずれかの条件を満たすこと。

  1. 総合内科専門医を取得していること。
  2. 認定内科医を取得しており、現行の認定医制度での内科指導医の要件を満たしていること

 ただし、2の条件は2025年までの暫定措置であり、2026年以降は1のみ認められる。

重要事項

★当初、新専門医制度の内科指導医の暫定条件として、「認定内科医+内科系サブスペシャルティ専門医を1回以上更新していること」としていましたが、これを緩和し、現行の認定医制度で内科指導医として依頼を受けた経歴のある方、またはその条件を満たす方も、新専門医制度の内科指導医とすることになりました。本件は、内科領域のプログラム整備基準の改定を以て、平成29年10月6日付けで日本専門医機構からも承認を受けています。

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