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第235回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第235回東北地方会

◆2025年6月21日(土) ◆会長:東北大学 杉浦 久敏
◆会場:仙台国際センター 展示棟

 

演題番号 8
演者: 笛木 アレン / 指導医:三田 正行
白河厚生総合病院血液内科
摘出困難な精巣腫瘤を生検により診断し治療を行ったびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
演題番号 1
演者:竹田 裕己 / 指導医:矢澤 由加子
仙台厚生病院研修センター
婦人科良性腫瘍に関連した再発性多発脳梗塞の1例
演題番号 7
演者: 齋藤 頌 / 指導医:伊藤 巧
山形大学医学部附属病院卒後臨床研修センター
c.2654G>A変異のためラブリズマブ不応であった発作性夜間血色素尿症の1例
受賞の感想

白河厚生総合病院血液内科 笛木 アレン 先生

 この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション、及び若手奨励賞に選出いただき大変光栄に存じます。発表に際しご指導いただきました白河厚生総合病院血液内科三田正行先生、松本先生、亀井先生を始め、多くの方々に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
 私は精巣原発DLBCL(IP-LBCL)について発表させていただきました。私自身、本発表まではリンパ腫を深く理解できているとは言えませんでしたが、この機会を通じてその特性、具体的には発生起源による発現分子(免疫染色)の違いや、ふるまい・予後の違いとそれらを含めた上での治療方法の相違点を勉強させていただきました。特に免疫特権部位といわれる精巣・中枢神経・硝子体網膜のそもそもの生理学的特徴やABC typeのDLBCLの遺伝子発現についての分子経路の特徴が興味深く感じました。
 発表当日の質疑応答では反省点がいくつかありましたので、今後の発表の機会では理論的な根拠を踏まえて回答ができるように、日常業務では病態や方針の理由を明確化して考察を続けようと思いました。この度は貴重な機会をありがとうございました。

仙台厚生病院研修医 竹田 裕己 先生

 この度は日本内科学会東北地方会の初期研修医プレナリーセッション、および若手奨励賞に選出いただき大変光栄に存じます。また、ご多忙の中、他院の研修医である自分にとても丁寧にご指導してくださった広南病院脳血管内科の矢澤由加子先生にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
 発表の準備を進めていく中で、病歴聴取、診察、検査、診断、治療といった日々の診療の流れをひとつひとつ丁寧になぞることで、日常診療について様々な角度から学ぶことができました。また、今回のような珍しい病態に対して、論文や先行の症例報告をたどって対応策を練っていくという貴重な経験を積むことができました。
  発表当日は緊張しましたが、質疑応答で先生方から様々なご質問や助言をいただき、知見が深まりました。また、他の研修医の先生方の発表も非常に興味深い内容ばかりで、勉強になりました。この度は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

山形大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター 齋藤 頌 先生

 この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション、若手奨励賞に選出頂き、大変光栄に存じます。ご多忙の中ご指導くださいました山形大学医学部附属病院血液内科の伊藤巧先生、横山寿行先生をはじめご協力していただいた同院血液内科の先生方にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
 今回発表させて頂いた症例は、c.2654G>A変異のためラブリズマブ不応であった発作性夜間血色素尿症の1例でした。発作性夜間血色素尿症における補体C5遺伝子変異は国内の発作性夜間血色素尿症のうちの約3-4%と稀な症例でしたが、溶血性貧血の鑑別から始まり、最初の治療薬であったラブリズマブへの抵抗性を認めた場合の追加検査の必要性、最新の治療などを、実際の診療を通じて数多く勉強させていただきました。
 今回この症例で得た貴重な経験と知識を今後の診療に生かし、より一層の研鑽を積んで参りたいと思います。この度は誠にありがとうございました。

 

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