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第218回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第218回東北地方会

◆2019年9月28日(土) ◆会長:弘前大学 大門 眞 ◆会場:リンクステーションホール青森

演題番号 2
演者:庄司 理乃 / 指導医:杉村宏一郎
東北大学病院循環器内科

補助循環を導入し救命し得た劇症型心筋炎の1例
演題番号 4
演者:芳賀 博凱 / 指導医:柄澤 繁
山形大学医学部第三内科

ペムブロリズマブ投与中に発症した劇症1型糖尿病の1例
演題番号 5
演者:栗原茉莉子 / 指導医:小高 英達
秋田赤十字病院呼吸器内科

嚢胞形成などHIV-PCPとの類似点がみられた、ATLを背景に発症したPCPの1例
受賞の感想

東北大学病院循環器内科 庄司 理乃先生


片桐支部代表、杉村先生、庄司先生、大門会長

この度は内科学会にて発表の機会を頂き、若手奨励賞を頂き誠に光栄です。熱心なご指導を賜りました杉村宏一郎先生をはじめとする東北大学循環器内科学の先生方には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。有難う御座いました。

今回主題としたIMPELLA?は左心カテーテルで流量を担保することにより左室unloading目的で留置する循環補助装置です。全身状態の目まぐるしい変化についていくことに精一杯でしたが、当院初症例かつ私自身救急の受け入れを初めて行った患者さんであり、診療を通じて集中治療や患者家族との関わり方など多くを学ぶことができました。 またこの度の発表に備え、5分という限られた時間の中で伝えるために頭を絞ったことは大変有意義な経験となりました。私自身は普段のプレゼンテーションも発展途上でありますが、上級医の先生方との共通言語を増やしていくことが患者さんのためであり自分自身の理解のためであと痛感しております。伝える工夫を怠らず日々の診療に生かして行きます。今後も研鑽を積んでいく所存ですのでご指導のほど宜しくお願い致します。

>山形大学医学部第三内科 芳賀 博凱先生


片桐支部代表、柄澤先生、芳賀先生、大門会長

この度は、日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッションにおいて若手奨励賞を賜り、大変光栄に思います。連日熱心にご指導頂いた山形大学医学部第三内科の先生方、発表の機会を下さった関係者各位の皆様には、この場を借り深く感謝申し上げます。

今回発表させていただいた免疫チェックポイント阻害薬〈ICIs〉関連の糖尿病は、免疫関連有害事象〈irAE〉のなかでも比較的まれなものです。しかし、本症例がそうであったように約半数が劇症発症し、診断と治療が遅れれば重篤な転帰を辿るこことなります。同様の症例報告を参照しますとICIs関連の糖尿病が既存の1型糖尿病と異なる性格を有する可能性が高いことが判明し、文献的考察の重要性を改めて感じました。また、数分以内で症例の経過・考察内容を発表しうまく伝えることは非常に難しく、膨大な準備が必要であると痛感しました。一からご指導下さった山形大学医学部第三内科の先生方には重ねて御礼申し上げます。

今回の受賞を励みに、内科医を目指し今後の診療・研究に鋭意取り組んでいきたいと思います。本セッションでの他の演者の発表はどれも素晴らしく、大変よい刺激となりました。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

秋田赤十字病院呼吸器内科 栗原茉莉子先生


片桐支部代表、小高先生、栗原先生、大門会長

この度は、日本内科学会第218回東北地方会で発表の機会をいただいたこと、また初期研修医プレナリーセッションにおいて若手奨励賞という名誉ある賞に選出していただいたこと、大変光栄に思います。発表準備に際しまして小髙英達先生には一から熱心にご指導いただきました。また、秋田赤十字病院呼吸器内科・血液内科の先生方、検査部・病理部のスタッフの皆様にもたくさんご指導いただきました。この場を借りてご指導いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

今回発表させていただいたニューモシスチス肺炎は、日和見感染症として知られています。ATLを背景にしたニューモシスチスについて、重症例に対する治療法は今の所確立されておらず、今回の発表が症例の蓄積の1つになれば幸いと思います。

医師としての歩み始めである初期研修医の時期に、貴重な経験ができて光栄に思います。病院のたくさんの皆様に教えていただき、地方会という場でも諸先輩方にご指導いただいたこの感謝を忘れず、今後ともより一層勉学・診療に励んでまいります。今後ともご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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