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「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2023 東京」 開催にあたって

第120回日本内科学会講演会会長
東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学 教授
小室 一成

第120回日本内科学会総会・講演会に併せて,「医学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ2023東京」を開催します.「内科学会ことはじめ」は,内科を志す医学生・研修医・専攻医に,内科に興味を持ってもらう「きっかけ」,さらには,内科医としての実力を研鑽する「場」を提供することを目指しています.

今回の「内科ことはじめ」は,4つの企画から構成されます.


 第1は,ポスター発表セッションです.医学生・研修医・専攻医に,臨床研究または症例報告をご発表頂き,指導医の先生方を交えて活発な討論をおこないます.ポスター発表当日に,座長が審査をおこなった上で優秀演題が選出されます.奮ってご応募下さい.


 第2は,スキルアップセッションです.臨床現場ですぐに役立つウェブスキルや情報収集方法をわかりやすく解説するセッションを企画しました.また,クリニカルクエスチョンを研究につなげるためのスキルを,基礎研究,臨床研究,AI研究の3つの切り口から解説するセッションも企画しました.内科医としての実力を向上させる機会として,これらのスキルアップセッションをご活用下さい.


 第3は,キャリアパスセッションです.「内科医の可能性は∞」と題して,さまざまなキャリアの先生方からお話を頂きます.内科医には臨床,研究,起業などさまざまな可能性があります.これらのセッションで,第一線で活躍する先生方のキャリアパスを学ぶことが,医学生・研修医・専攻医にとってキャリアプランを考える糧になることを期待しています.


 第4は,実践内科塾です.診断・鑑別診断・治療戦略立案に苦慮する疾患症例を例に挙げ,説明しながら解説していく相互討議形式の講義です.本企画は,医学生,研修医,専攻医だけでなく,既に診療現場で活躍されている先生方にも大いに役立つ内容と考えています.今回は,獨協医科大学総合診療科の志水太郎先生にモデレーターをお願いしました.内科の醍醐味である,診断と治療選択に至る思考過程を大いに堪能して下さい.

 
 第120回日本内科学会総会・講演会のテーマは「新しい医学を協創する内科学」です.協創とは,すべての人の知を結集して,技術革新を一緒に創り出し,その成果を分け合うことです.全国から多くの医学生,研修医,専攻医が集い,互いに切磋琢磨し,新しい医学を「協創」していくことを願っています.

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