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2014年度 北海道支部主催専門医部会 開催履歴

専門医部会セミナーのお知らせ

専門医部会 北海道支部

2014年度

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2014年11月29日(土)
会場 北海道大学学術交流会館
世話人代表 日本内科学会専門医部会北海道支部部会会長
札幌医科大学 山本 和利

 

内容

テーマ
日常診療でよくある主訴から何を考えるか?
司会
札幌共立五輪橋病院 古川 勝久
内容
日常診療でよくある主訴(コモンシンプトーム)で受診した患者を診たとき、どのような疾患を考えるか?実地臨床に携わる中での教訓等も加味して、全員参加型の検討会を企画いたしました。

1.『腹痛、腰背部痛を主徴とする疾患』
症例呈示、解説:白石明日佳病院内科 陰山 研

日常の外来診療で腹痛(心窩部痛、下腹部痛)、腰背部痛などのよくある症状を主訴に来院する患者さんの症例を数例提示する。よくあるコモンな疾患を問診、キーワードにこだわりながら診断・解説していく。

2.『内科医が診る関節痛』
症例呈示、解説:札幌東徳洲会病院総合診療部 佐土原道人

関節痛は、外来、病棟で多く診る愁訴である。関節リウマチや痛風関節炎、結晶性関節炎などのコモンな疾患から膠原病および類縁疾患による比較的希な疾患まで多彩である。整形外科などとの境界疾患であることも多く、診断まで複数の医療機関を受診したり、診断までに時間を要することも多い。的確な診断により、痛みや機能的なQOL低下を防ぐことができる。 その鑑別においては、急性か慢性か、単関節炎か多関節炎のカテゴリーに分けて考えると分かり安い。また、疾患が想起できるだけで診断につながるSnap shot diagnosisが可能なものも多い。症例を呈示しながら、関節痛の鑑別について概説する。

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2014年7月19日(土)
会場 北海道大学学術交流会館
世話人代表 北海道大学 西村 正治(日本内科学会北海道支部代表)

内容

テーマ
内科疾患アップデート~2014年
世話人代表
北海道大学 西村 正治(日本内科学会北海道支部代表)
企画担当
札幌医科大学 山本 和利(日本内科学会専門医部会北海道支部部会会長)
西岡病院 織田 一昭(日本内科学会専門医部会北海道支部幹事長)
内容
内科各分野におけるエキスパートが、疾患の最新の知見などを加えて概説する。

ミニレクチャー1.
最近のCKD診療のエビデンスについて
旭川医科大学循環・呼吸・神経・腎臓・病態内科学分野 藤野 貴行

慢性腎臓病(CKD)診療に関するエビデンスが数多く蓄積され、高血圧治療、貧血などに対する考え方も時間の経過とともに変化してきている。2013年に日本腎臓病学会から、また国際的にもKDIGO (Kidney Disease Improving Global Outcome)のCKDガイドラインが改訂された。例えばCKDの重症度分類はこれまでに主に腎機能(GFR:糸球体濾過)でなされていたが、多くの研究結果から、心血管疾患や末期腎不全にいたるリスクは、原疾患や蛋白尿(アルブミン尿)の有無で異なることが明らかになり、新たな重症度分類が作成された。本セミナーでは、これらエビデンスに基づいた新たな診療ガイドラインについて概説する。

ミニレクチャー2.
心房細動治療アップデート
北海道大学病院循環器内科 横式 尚司

心房細動に対する治療の柱は、(1)抗不整脈薬、カテーテルアブレーションといった不整脈自体をコントロールするための治療、(2)合併する心不全に対する治療、さらに(3)血栓塞栓症に対する予防治療、すなわち抗凝固療法が挙げられる。とくに、抗凝固療法は、心血管イベントの抑制だけでなく、生命予後を改善する治療であり、適切な実施が必須である。従来はワルファリンが有効薬として認識されていたが、抗トロンビン薬、Xa阻害薬の有効性が確認され、心房細動に対する抗凝固療法は新しい時代を迎えている。本セミナーでは、新しい抗凝固療法を中心に心房細動治療のアップデートを概説する。

ミニレクチャー3.
非小細胞肺癌の薬物療法
札幌医科大学呼吸器・アレルギー内科学講座 山田 玄

肺癌は本邦における悪性新生物の死因第1位である。臨床病期と全身状態から治療選択がなされ、術後病期ⅠB以上、手術不適応および再発症例では化学療法の適応になる。以前は抗癌剤に対する治療反応性の違いから小細胞肺癌と非小細胞肺癌の鑑別が重視されていたが、近年は分子標的治療の導入に伴い、さらに扁平上皮癌と非扁平上皮癌の鑑別が重視されるようになった。遺伝子情報に基づいた個別化医療に向かう非小細肺癌の薬物療法を中心に概説する。

ミニレクチャー 4.
非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLDの最新知見
旭川医科大学臨床消化器・肝臓学診療連携講座 大竹 孝明

ほとんどの脂肪肝は常習飲酒によるアルコール性か肥満・代謝異常を背景に発症してくる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の何れかである。ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス療法の急速な進歩に伴って、今後さらに肝硬変・肝癌の原因に占める非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の比率は増加することから、日常診療においてはNASH患者をうまくマネージメントし、ケアすることが重要である。しかし、その診断およびハイリスク群の予測は容易ではない。本講演では内科実地診療に役立つNAFLD/NASHの病理、疫学、病態メカニズム、診断、治療の最新知見をレビューする。

ミニレクチャー 5.
認知症の鑑別診断;治療可能な認知機能障害を見逃さない
北海道大学大学院医学研究科神経病態学講座神経内科学分野
矢部 一郎

認知症の有病率は増加傾向にあり、その患者数は2012年時点で約460万人に達し、85歳以上の5人に2人が認知症という現状にある。認知機能障害を呈する代表的疾患として、アルツハイマー型認知症、レヴィー小体型認知症、前頭側頭型認知症などの神経変性により発症する認知症があげられる。これらの神経変性疾患に対する研究は着実に進歩しているが、まだ根治療法が確立していない。その一方で、治療可能な認知機能障害を呈する疾患も少なくない。日常診療のなかで実践できる、これらの鑑別診断について概説する。

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2014年2月8日(土) 15時55分~17時25分
会場 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 札幌医科大学 山本 和利(内科専門医部会北海道支部部会会長)

内容

テーマ
診断治療に苦慮した症例を検証する
世話人代表
札幌医科大学 山本 和利(内科専門医部会北海道支部部会会長)
企画担当
西岡病院 織田 一昭(内科専門医部会北海道支部部会幹事長)
司会
札幌共立五輪橋病院 古川 勝久(支部部会副会長) 
内容
日常診療で診断・治療に苦慮した疾患を提示し、鑑別診断等、参加者も加わって再度検証する。

症例提示1:JR札幌病院 土田 哲人
「心臓サルコイドーシス治療中に意識障害をきたした1例」
64歳、女性。心臓サルコイドーシスに対しプレドニン維持量使用中、急に不穏・意識障害出現。VT、p-Afによる脳梗塞の既往あり。ステロイドの副作用・精神症状、脳梗塞再発、神経サルコイドーシスの合併等を疑うも否定的。発熱、感冒様症状なく、CRP (-)。→結果として、クリプトコッカス髄膜炎(肺炎が初発感染)。ステロイド使用中のため、炎症所見がマスクされ診断に難渋した1例であった。

症例提示2:札幌医科大学 若林 崇雄、松浦 武志
「諸検査成績から寒冷凝集素症の診断に至った1症例」
74歳、女性。2年以上続く慢性の貧血あり。様々な精査の結果「寒冷凝集素症」と診断した。発表は貧血に対する基本的なアプローチを確認しながら、若林が担当する。プライマリ・ケアにおける貧血診断の総論的内容にしたい。  

 

2013年度

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2013年11月9日(土)  15:45 – 17:15
会場 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭(内科専門医部会北海道支部部会会長)

内容

テーマ
日常診療でよくある主訴(コモンシンプトーム)
開催世話人代表・企画担当
西岡病院 織田 一昭(内科専門医部会北海道支部部会会長)
内容
事例紹介、質疑応答、指定発言、解説など

  1. “胸痛、嘔吐”を主訴とする疾患に対する救急対応
    症例提示:札幌医科大学 若林崇雄、解説:同 松浦武志
    1. 胸痛・嘔吐で来院した80代男性。心電図・採血結果は正常。発症形式から心筋梗塞を疑い搬送した。利尻島での症例で、当日は悪天候のため通常の船舶やヘリによる搬送ができず、千歳の自衛隊機を呼んで搬送した。(臨床検査が正常でも)病歴からどの程度事前確率を高められるか?搬送の決断をするか?といったところを発表する。
    2. 地方の中小病院に、嘔吐で来院した70代男性。来院時まったく症状がなかった。経過観察入院の判断をした後に、病棟で急変して、小脳出血が判明し、高次期間へ搬送。振り返ってみると、来院時高血圧>180あり、若干の意識障害もあったかもしれず、意識障害+高血圧=頭蓋内疾患というクリニカルパールを提示する。
  2. “せき、たん”を主訴とする疾患の鑑別と治療
    症例提示、解説:西岡病院 五十嵐知文

    細菌性肺炎、リウマチ性疾患における肺病変、非結核性抗酸菌症の症例などを提示し、胸部画像写真の読み方なども含めて概説する。

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2013年6月22日(土) 16時35分~18時15分
会場 北海道大学臨床大講堂
札幌市北区北15条西7丁目
TEL:011-716-2111
世話人代表 北海道大学 西村 正治(内科学会北海道支部代表)

内容

内科各分野におけるエキスパートが疾患の最近の知見などを加えて概説する。

テーマ
ミニレクチャー “内科疾患アップデート~2013年”
開催世話人代表
北海道大学 西村 正治(内科学会北海道支部代表)
企画担当者
西岡病院 織田 一昭(内科専門医部会北海道支部部会会長)
司会者の言葉
このたび、内科学会北海道地方会において教育セミナーを企画しました。今回のセミナーは従来のやり方を変えて、内科学会総会教育講演に準じた形式をとり、約20分間の講演を、各分野の演者にお願いしました。学会員、一般医科、内科専門医を目指す先生ばかりではなく、初期、後期研修医の方々にもご案内いただければ幸いです。多数の皆様の参加をお待ちしております。
内容
  1. 『気管支喘息診療に残された課題』
    北海道大学呼吸器内科学分野 今野 哲

    気道の慢性炎症であるという病態の理解、及び吸入ステロイドを主体とする抗炎症薬の普及は、近年多くの気管支喘息患者のコントロールを良好にし、救急受診患者・喘息死の数は著しく減少した。しかし、高用量の吸入ステロイド治療にもかかわらずコントロール不良の患者、いわゆる難治性喘息患者は依然として数多く存在し、現在の喘息診療における最重要課題である。本講演では、難治性喘息患者に直面することにより改めて気付かされた、気管支喘息という疾患の更なる病態理解の必要性、及びその克服に向けた今後の戦略について概説する。

  2. 『特発性心室細動:最近の話題』
    旭川医科大学循環・呼吸・神経病態内科学分野 佐藤 伸之

    明らかな器質的心疾患を有さない症例に発生する心室細動を特発性心室細動と呼び、心臓突然死の原因の5%を占めると報告されている。近年、特発性心室細動に属する疾患の中で前胸部誘導にJ波を呈するBrugada症候群と下壁、側壁誘導にJ波を呈する早期再分極症候群をまとめて「J波症候群」とする疾患概念が提唱された。本症候群の頻度、成因、リスク層別化、治療等について概説する。

  3. 『炎症性腸疾患診療の現在と未来』
    札幌医科大学消化器・免疫・リウマチ内科 有村 佳昭

    炎症性腸疾患は今世紀に克服されるべき第一の消化器疾患である。患者数の右肩上がりの増加、若年罹患、発癌のハイリスクであり、長期におよぶ病勢コントロールが重要である。治療目標は、現在、対症療法の枠を超え寛解維持から「粘膜治癒」を目指す段階に入ったが、ここ数年の基礎研究の急速な進展を鑑みると、「粘膜治癒」から真の「治癒」を目指す新薬の開発が現実味を帯びている。本講演は炎症性腸疾患の現状(臨床)と未来の夢(基礎研究)の橋渡しを目標とする。

  4. 『2型糖尿病アップデート』
    北海道大学免疫・代謝内科学分野 中村 昭伸

    国内外で糖尿病患者数は急増しており、その予防や合併症の抑制に向けてさまざまな取り組みが行われている中、インクレチン関連薬をはじめ、新しい作用機序をもつ糖尿病治療薬が次々に開発されている。また最近の疫学調査などにより新たな糖尿病合併症として、発癌が注目されつつある。本セミナーでは2型糖尿病の薬物療法と糖尿病合併症について最近の知見を概説する。

  5. 『多発性骨髄腫:最近の話題』
    札幌医科大学腫瘍・血液内科 佐藤 勉

    従来、多発性骨髄腫の患者は年齢によって移植適応例と非適応例に大別され、前者はVAD療法による寛解導入が、後者ではMP療法が行われてきた。一方、サリドマイドに続き、ボルテゾミブ、レナリドマイドなどの新薬が登場して、骨髄腫に対する治療の考え方は大きく変化した。これに伴って治療成績も目覚ましく向上している。最新の治療戦略とともに骨病変のマネージメントについても当科のデータにもとづいて概説する。

 

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2013年2月23日(土) 16時30分~18時
会場 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭(内科専門医部会海道支部部会長)

内容

シンポジストが事例提示を行い、司会者、企画担当者を加えて質疑応答を行います。

テーマ
学術シンポジウム 『診断に苦慮した症例を検証する』
企画担当者
北海道大学 石川 康暢
司会
札幌医科大学 山本 和利
シンポジスト
JR札幌病院 村上理絵子
北海道大学 藤枝雄一郎
清田病院 岡本 哲郎
プログラム
症例1 『41歳女性、高熱、左腰背部痛』
二日前からの高熱、左腰背部痛、CRP上昇あり、精査加療を勧められ来院した女性。右の顎下腺の腫脹、圧痛も認めている。

JR札幌病院 村上理絵子

症例2 『発熱と腹痛を繰り返す18歳男性』
発熱と腹痛を主徴とし、当初は大動脈炎症候群の診断のもとにしステロイド治療を行った。

北海道大学 藤枝雄一郎

症例3 『76歳男性、物忘れ、全身倦怠感』
高カルシウム血症で入院。当初は悪性腫瘍を疑い検査を行った。

清田病院 岡本 哲郎

2012年度

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2012年11月10日(土)  16時30分~18時
会場 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 札幌医科大学 松浦 武志

内容

日常診療において、Pitfallに陥ってしまった症例から、如何に学び、如何にその学びを共有するか? 後期研修医の症例発表を通じて、教育カンファレンスの技法についても紹介する。
テーマ
『「失敗から学ぶ」―教育カンファランスの技法とは?―』
司会
札幌医科大学 山本 和利
症例呈示
勤医協中央病院(後期研修医)管藤 賢治
解説
札幌医科大学 松浦 武志

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2012年6月16日(土)
会場 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 JR札幌病院 土田 哲人

内容

テーマ
『心房細動をめぐる最近の知見』
司会
JR札幌病院 土田 哲人
コメントと総括
市立札幌病院 甲谷 哲郎

 

専門医部会教育セミナー 2単位
開催日 2012年2月18日(土) 16時~17時30分
会場 北海道大学臨床大講堂
札幌市北区北15条西7丁目
TEL:011-716-2111
世話人代表 札幌医科大学 篠村 恭久

内容

テーマ
『酸関連疾患をめぐる新しい話題』
司会
札幌医科大学 山本 博幸
西岡病院 織田 一昭
プログラム
  1. 胃食道逆流症の臨床〜エッセンスとトピックス
    札幌医科大学 篠村 恭久

    胃食道逆流症(GERD)は欧米に多い疾患であるが、わが国において近年増加している。 GERDの症状には、胸やけや呑酸などの定型症状のほかに、胸痛や咽頭違和感、咳漱、睡眠障害などの非定型症状があり、診断に注意が必要である。消化器病学会GERD診療ガイドラインを含めてGERDの診断・治療の現状を概説する。

  2. 消化性潰瘍と胃がんの対策~エッセンスとトピックス
    北海道大学病院消化器内科 間部 克裕

    消化性潰瘍に対する原因別の治療と予防について日本消化器病学会から2009年に消化性潰瘍診療ガイドラインが発刊された。H.pylori感染が胃がんの原因である事が明らかになり、H.pylori感染率が急激に低下している現在、血液検査による胃がんリスク分類(ABC検診)の有用性が提唱されている。 消化性潰瘍と胃がん対策について概説する。

  3. 総合討論

2011年度

開催日 2011年2月12日(土) 16時~17時30分
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 JR札幌病院 土田 哲人
内容
テーマ
『内科医に必要な救急救命の知識と技術』
司会
JR札幌病院 土田 哲人
解説
札幌医科大学 橋本 暁佳

2010年度

開催日時 2010年11月13日(土) 15時30分~17時
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 札幌共立病院 古川 勝久
内容
司会
札幌医科大学 山本 和利
テーマ
血球減少を呈する疾患への対応
症例
症例提示1:『脳外科から紹介された貧血症例』
症例提示2:『高血圧治療中にみられた血小板減少』

発表者 古川 勝久

血球減少へのアプローチ:専門医の立場から 

札幌医科大学内科学第四講座 小船 雅義
コメントと総括
札幌医科大学地域医療総合医学講座 山本 和利

 

開催日時 2010年6月19日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
内容
司会
北海道大学 宮田 靖志
テーマ
診断治療に苦慮した症例
~プロブレム・ソルビング形式の症例検討~
症例
症例1
『自己抗体による低血糖?詐病?』

小野百合内科クリニック 小野 百合

症例2
『胆管炎のミステリー』

留萌市立病院・総合内科 濱田 修平

症例3
『日々悪化する不明熱患者。
抗菌薬投与?ステロイド投与?さてどうする?』

勤医協中央病院・総合診療部 松浦 武志

コメントと総括:北海道大学 宮田 靖志

 

開催日 2010年2月20日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人代表 旭川医科大学 高後 裕(日本内科学会北海道支部長)
内容
司会
札幌医科大学 山本 博幸
西岡病院 織田 一昭
(日本内科学会専門医部会北海道支部会長)
テーマ
『ピロリ菌をめぐる新しい話題』
症例
1 『DNAメチル化を指標とした胃癌発症および再発リスク予測』

札幌医科大学医学部生化学講座 豊田 実

H.pylori感染による胃粘膜の慢性炎症は、胃癌発症に重要な役割を果たす。最近、慢性炎症によるDNAメチル化が癌関連遺伝子の不活化に重要であることが示唆されている。われわれは、DNAメチル化を指標とした胃癌発症および再発リスク予測を試みている。胃の前癌病変におけるDNAメチル化異常と臨床応用について、最新の知見について概説する。

2『日本人のバレット粘膜におけるHelicobacter pylori感染との関連性の検討』

旭川医科大学消化器・血液腫瘍制御内科学 盛一健太郎

バレット食道に続発するバレット食道癌は欧米で急速に増加しており今後、本邦での増加も懸念される。そこでバレット食道(粘膜)におけるゲノム不安定性と各種遺伝子におけるメチル化異常やこれらの分子異常とH. pylori感染との関連性について検討したので、最近の知見も含めて報告する。

3『ヘリコバクター学会ガイドライン2009について』

北海道大学第三内科 加藤元嗣

日本ヘリコバクター学会が、H.pylori陽性者であるH.pylori感染症を除菌の対象とする2009年改訂版「診断と治療のガイドライン」を発表した。胃癌多発国のわが国であるからこそ、胃癌予防を中心とした世界に先駆けたガイドラインとなっている。

4総合討論

2009年度

開催日 2009年11月21日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 西岡病院 五十嵐知文
内容
司会
札幌医科大学 山本 和利
テーマ
胸部異常影を呈する疾患への対応
~診断におけるピットフォール~
症例
症例1
『肺抗酸菌症について』

国病札幌南病院 網島 優

症例2
『肺感染症について』

札幌医科大学 山田 玄

症例3
『肺腫瘍について』

北海道大学 小西 純

コメントと総括:西岡病院 五十嵐知文

 

開催日 2009年6月20日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 北海道社会保険病院 橋本 整司
内容
司会
札幌医科大学 山本 和利
テーマ
尿異常を呈する疾患への対応
症例
症例1
『血尿を呈する症例』

北海道大学第二内科 石川 康暢

症例2
『ネフローゼ症候群を呈する症例』

北海道社会保険病院腎臓内科 石田真実子

症例3
『急速進行性腎機能障害を呈する症例』

北海道社会保険病院腎臓内科 橋本 整司

2008年度

開催日 2008年11月15日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 札幌共立病院 古川 勝久
内容
司会
札幌医科大学 山本 和利
テーマ
高熱を主徴とする疾患への対応
症例
症例1
『発熱と手指の腫れを主訴に受診した1例』

札幌共立病院 古川 勝久

症例2
『発熱と汎血球減少を呈した1例』

東札幌病院 平山 泰正

 

開催日 2008年6月21日(土)
場所 北海道大学臨床大講堂
世話人 西岡病院 織田 一昭
企画担当者 市立札幌病院 和田 典男
内容
司会
札幌医科大学 山本 和利
テーマ
電解質異常をきたす疾患への対応
症例
症例1
『悪性腫瘍と関連した電解質異常の2症例』

NTT東日本札幌病院 竹内 淳

症例2
『低ナトリウム血症の2症例』

市立札幌病院 和田 典男

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