MENU

第223回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第223回東北地方会

◆2021年6月19日(土) ◆会長:東北大学 正宗 淳 ◆会場:web開催

演題番号 1
演者:近藤 大樹 / 指導医:佐藤 琢郎
岩手県立大船渡病院内科・消化器内科
インフルエンザワクチンによる薬物性肝障害の1例
演題番号 2
演者:石澤 悠樹 / 指導医:西瀬 雄子
山形市立病院済生館消化器内科
真性多血症からの骨髄線維症が疑われたBudd-Chiari症候群の1例
演題番号 6
演者:水沼 直央 / 指導医:二瓶 太郎
十和田市立中央病院循環器内科
癌性心膜炎による難治性の心タンポナーデと癌性リンパ管症による呼吸不全を併発した胃癌の1剖検例
受賞の感想

岩手県立大船渡病院 研修医 近藤 大樹

この度は日本内科学会東北地方会で発表の機会を頂き、また若手奨励賞を賜り、大変光栄に思います。発表準備に際し、お忙しい中ご指導いただいた佐藤琢郎先生をはじめとする岩手県立大船渡病院の先生方にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。

今回発表させていただいたのはインフルエンザワクチンによる薬物性肝障害の1例です。

本症例はインフルエンザワクチンによる薬物性肝障害の診断に至るまでに多くの疾患との鑑別を要し、指導医の先生方と様々な疾患の診療ガイドラインや文献などを調べる機会が多く、知識面だけでなく文献検索の仕方も勉強になりました。
中でも英語の論文を読む機会はこれまでほとんどなかったので貴重な経験となりました。

今回が初めての学会発表で非常に緊張しましたが、多くの方に熱心にご指導いただいたおかげで若手奨励賞を受賞することができたと思います。
今回の発表で得たことを今後の診療に生かし、一層精進して参ります。 今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

山形市立病院済生館消化器内科 石澤 悠樹

この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッションでの発表の機会を頂き、さらに若手奨励賞に選出していただき大変うれしく思います。熱心にご指導してくださいました西瀬雄子先生をはじめとする先生方に深く御礼申し上げます。

今回の症例は真性多血症にBudd-Chiari症候群が合併した症例です。剖検を行うまでBudd-Chiari症候群が原因の肝硬変だとは予想もつきませんでしたが、論文を検索するとそれぞれの疾患は関連があり診断することで予後が改善することがわかりました。原因不明の病態に立ち向かうにあたり教科書だけではなく文献検索をしなければならないことを痛感しました。
広い視野を持った内科医になれるよう、日々研鑽を重ねていきたいと思います。

十和田市立中央病院循環器内科 水沼 直央

この度は日本内科学会東北地方会プレナリーセッションでの発表の機会をいただき誠にありがとうございました。また、若手奨励賞に選出していただき、大変光栄に思います。ご多忙の中、連日熱心なご指導を賜りました二瓶太郎先生をはじめとする十和田市立中央病院循環器内科の先生方に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

今回の症例は、癌性心膜炎による心タンポナーデと癌性リンパ管症を併発した症例でした。近医より心不全の疑いで紹介され入院後に癌性心膜炎と診断されましたが、全身状態不良のため生前に原発巣の特定には至らず、病理解剖を行いました。病理解剖の結果、低分化型胃腺癌が原発であると診断され、また癌性リンパ管症によって呼吸不全を呈していたと推定されました。まさに病理診断なくしては病態を解明しえなかった症例でした。改めて、病理解剖へご協力いただいたご遺族の皆様と、東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座 病理診断学分野の先生方へ厚く御礼申し上げます。

私にとって今回が初めての学会発表であり、抄録の作成から発表までの各段階で非常に苦労しましたが、二瓶先生のご指導のおかげで無事に発表を終えることができました。今回の受賞を励みとして、今後も研鑽を重ねていく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

講演会・各支部

PAGETOP
Copyright © 日本内科学会事務局 All Rights Reserved.