開催予定
教育セミナー(関東)[ハイブリッド開催]
2024年12月14日 at 日本都市センター(ハイブリッド開催)
開催履歴
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- 2024年7月14日(日) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2023年12月9日(土) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2023年7月9日(日) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2022年12月10日(土) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2022年7月10日(日) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2021年12月11日(土) 日本都市センター(ハイブリッド開催)
- 2021年7月11日(日) Web開催
- 2020年12月12日(土) Web開催
- 2019年12月14日(土) 日本都市センター
- 2019年7月14日(日) 日本都市センター
- 2018年12月8日(土) 日本都市センター
- 2018年7月15日(日) 日本都市センター
- 2017年12月9日(土) 日本都市センター
- 2017年7月9日(日) 日本都市センター
- 2016年12月10日(土) 日本都市センター
2016年度
開催日 | 2016年7月10日(日) 15時~17時 |
会場 | 日本都市センター 7階 701 |
協力 | 専門医部会地域医療教育ワーキンググループ |
プログラム
- テーマ
- 『都市部における内科医による地域医療の実践と課題』
- 司会
- 調布東山病院内科 須永 眞司(専門医部会関東支部部会会長)
立教大学社会学部 大生 定義(地域医療教育WG) - 基調講演
- 超高齢社会時代における都市型地域医療の課題
- 都市部における地域医療の実践
- 都市部病院勤務内科医による地域医療の実践
東京医療センター総合内科 山田 康博
講演スライド(PDF:1.6MB)都市部診療所開業医による地域医療の実践
松村医院 松村 真司
講演スライド(PDF:1.7MB)地方都市病院勤務内科医による地域医療の実践
福知山市民病院総合内科 川島 篤志(地域医療教育WG)
講演スライド(PDF:2.4MB) - 小グループによるワークショップ
- 都市部における地域医療の課題 発表・まとめ
2015年度
今年度は、専門医部会関東支部と本会関東支部との共催企画として、12月12日(土)に「新・専門医制度と専門医の役割について」という講演会(説明会)を行う予定です。来年度以降も、総合内科専門医としての特色を生かしたセミナー、トレーニングなどを企画・実施していきたいと考えています。
「関東支部・専門医部会関東支部共催特別企画講演」(企画:専門医部会関東支部)
開催日 | 2015年12月12日(土) 11時~12時 |
会場 | 日本都市センター 7階 701 |
テーマ | 新・専門医制度と専門医の役割について |
企画 | 専門医部会関東支部 |
新・専門医制度と専門医の役割について
日本内科学会認定医制度審議会専門委員
(日本専門医機構認定・更新部門委員 同 内科領域研修委員会委員 慶應義塾大学医学部救急医学) 鈴木 昌
新・専門医制度における専門医とは、適切な教育を受け、標準的な医療を提供し、患者から信頼される医師と定義される。この趣旨をもとに、教育のプロセスを重視してカリキュラムや研修プログラムの明確化がはかられた。これによって、従来の学会専門医制度、すなわち、各学会が個別に設定した基準に基づく認定・更新が、一定の共通基準を課したプログラム制研修とその実績を重視した認定・更新へと様変わりすることになる。
内科領域に関しては、従来、診療実績と病歴要約の評価、ならびに筆記試験合格をもって学会認定医・専門医資格が付与されてきた。事実上、「内科」という領域のプログラムは確固とした形では存在せず、各サブスペシャルティ内科の研修に重きが置かれたため、「内科」自体が消滅の危機に瀕してきた。その一方、「認定内科医」資格が内科系サブスペシャルティ専門医資格の1階部分の資格として位置づけられてこともあり、その数を毎年、3000名程度増やしてきた。増加する認定内科医の数に比例して、講演会の参加者も増えてきた。この参加者の増加は、単位取得が参加目的となっているという批判ともつながっている。内科領域に限らず、全領域での大きな専門医制度改革が行われる理由のひとつはここにある。そして内科領域は最も大きな改革が、専門医の認定と更新において行われる。
今後は各種の自己研鑽や地域等での活動実績を評価して認定・更新が行われる。換言すれば、内科領域を支える日本内科学会は新・内科専門医養成のための教育機能の充実と、新・内科専門医の資格更新に必要な生涯教育機能の充実とに努めることが必然である。そして、その充実は各病院における専攻医教育にとどまらず、内科医全体が内科医を育てるという再生産の環を形成することになる。
プログラム制による専攻医研修は2015年度医学部卒業生、すなわち現1年目初期研修医から適用される。また、現在の総合内科専門医も資格更新にあわせて徐々に新・内科専門医への切り替えが行われることになる。これとは別に、日本内科学会は認定内科医を位置づけてきたが、認定内科医から新・内科専門医への移行には、認定内科医資格の1回以上更新と筆記試験合格とによって行われる予定である。また、現行の総合内科専門医は新・専門医資格への移行とは別に学会独自の資格として創設が検討されている日本内科学会(新)指導医(仮称)に移行予定である。学会が行ってきた病歴要約査読などに単位が設定されて、その貢献が評価されることになる。今後は、日本内科学会の会員の多数が専門医となるであろうことから、日本内科学会は多数の「内科専門医」を擁する学会に変貌する。一方、(新)指導医は内科医全体で内科医を育成する中核的存在として期待される。専門医部会はこの変化に応じた役割をいかに果たすのかを検討する時期に来ている。