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第198回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第198回東北地方会

◆2013年2月16日(土) ◆会長:東北大学 下川 宏明 ◆会場:仙台国際センター

演題番号 6
高田菜生子 東北大学卒後臨床研修センター
中性脂肪蓄積心筋血管症の1例
演題番号 3
鈴木 翔平 石巻赤十字病院内科
猫咬傷後のCapnocytophaga canimorsusによる敗血症の1例
演題番号 4
栗島 宏明 岩手県立中央病院総合診療科
遷延する低血糖を契機に診断に至ったALアミロイドーシスの1例
受賞者

第198回初期研修医プレナリーセッション 若手奨励賞受賞者
受賞者3名と下川東北支部長

受賞の感想

東北大学卒後臨床研修センター 高田菜生子先生

日本内科学会東北地方会、初期研修医プレナリーセッションでは大変名誉な賞を賜り、とても嬉しく思います。

今回発表させて頂きました症例は、私が医師として初めて受け持った患者様の一人です。大変珍しい疾患・病態で、私が受け持った頃は、漸く診断がついたところでした。臨床がスタートするや否やその疾患に関しての文献検索をしたりと、実際の臨床の場は、教科書だけでは解決できないと大変さを痛感したことを覚えております。治療法は確立したものはなく、その方の退院後の生活を見据えて治療法を工夫し、選択していく過程や、如何にそれを患者様に説明するかなど、医師としてのスキルを担当の先生方から学ばせて頂きました。

研修がスタートして約一年経ちます。日々の発見や反省を積み重ね、良医目指し努力を続けていく所存です。その中でこのような発表の機会は、掘り下げて考える、とても良い機会となりますので、今後も積極的に参加させて頂きたく存じます。どうもありがとうございました。

石巻赤十字病院内科 鈴木 翔平先生

この度は多くの興味深い発表の中から若手奨励賞に選ばれ、大変光栄に思っております。熱心にご指導くださった矢満田先生、加藤先生をはじめ、諸先生方には心から感謝しております。

今回の受賞を励みにして今後も内科学の深みを味わいつつ、精力的に業務と勉学に取り組んでいく所存です。

岩手県立中央病院総合診療科 栗島 宏明先生

本症例を発表するに当たり、本症例においての伝えるべき要点、ロジックの組み立て、表現など全ての段階において、共同演者および他科の多くの先生の時間をお借りして、相談に乗っていただき、アドバイスをいただきました。

本演題はご協力いただいた全ての方の合作であり、誰か一人でも欠けていたのなら今回のような栄誉ある賞をいただくことはできなかったと考えております。この場をお借りして感謝の意を表したいと思います。また、このような貴重な症例を経験させていただいた患者様にも感謝の気持ちをお伝えしたいのですが、本症例は残念ながら当科から転院後すぐに亡くなっております。感謝の意を述べさせていただくと同時にご冥福をお祈りします。

今後同様の症例に遭遇した場合には今回の経験を早期診断、治療に役立てて行きたいと考えております。

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