専門医部会セミナーのお知らせ
専門医部会 信越支部
2013年度
専門医部会教育セミナー | |
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開催日 | 2013年10月5日(土) 11時45分~12時55分 |
会場 | 新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ 3階 中会議室 302 新潟市中央区万代島6-1 TEL:025-246-8400 |
世話人 | 新潟大学医歯学総合病院感染管理部 田邊 嘉也 |
内容
- ■テーマ
- 『糖尿病における冠動脈疾患二次予防』
- ■司会
- 新潟大学医歯学総合病院感染管理部 田邊 嘉也
- ■演者(症例提示者)
- 新潟市民病院循環器内科 小田 弘隆
- ■講演要旨
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冠動脈疾患へのカテーテル治療器具・技術の開発は日進月歩であり、特に薬物溶出性ステントの再狭窄予防効果は、このステントの台頭を証明するものである。しかし、カテーテル治療が局所治療であるため、動脈硬化が病態である冠動脈疾患の長期予後を改善するものでないことも判明した。
この疾患の二次予防には生活習慣の是正や薬物療法の包括的治療が必要である。特にカテ―テル治療を必要とする症例の約70%が糖代謝異常を有し、循環器内科医にとってはカテーテル治療後の短期および長期予後の悪い、悩ましい疾患である。これまでに糖尿病の心事故予防について多くの臨床試験が行われ、血圧コントロールと脂質コントロールについてはその治療の方向性は定まった。しかし、血糖コントロールについては、新規糖尿病発症時の厳格なコントロールの有用性、罹病期間長期の糖尿病での厳格なコントロールの無効が報告され、未だ確信できる有効治療は定まっていないと言っても過言ではない。但し、低血糖発作を避けることは心事故予防としてのコンセンサスを得ている。
今回は糖尿病治療のABCとされる上記3つのコントロールについて、現在、受け入れられた、またその可能性がある戦略について循環器内科医の立場より言及する。
専門医部会教育セミナー | |
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開催日 | 2013年6月8日(土) 12時~12時50分 |
会場 | 長野市若里市民文化ホール 2階会議室 長野市若里3-22-2 TEL:026-223-2223 |
世話人 | JA長野厚生連佐久総合病院 松田 正之 |
内容
- ■テーマ
- 『肺がん検診の現状と展望~画像診断の立場から~』
- ■司会
- JA長野厚生連小諸厚生総合病院循環器科 伊藤 健一
- ■演者(症例提示者)
- JA長野厚生連小諸厚生総合病院放射線科 丸山雄一郎
- 内容
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本邦では胸部単純X線検査(CXR)と高危険群に対する喀痰細胞診の併用による肺癌検診の有効性が示され、対策型検診として広く実施されているが、発見される肺癌は進行癌であることが多いなど問題点がある。米国で実施されたCXRを用いた肺がん検診の無作為化比較対照試験(RCT)では、肺癌死亡率低下はなく、CTを用いた肺がん検診のRCTで、CT検診は肺癌死亡率を低減させることが証明された。わが国でも肺がん検診に低線量CTを導入する機運が高まっている。低被曝と画質の向上の両者が満たされる精度の高いCT検診を行うために必要なTIPSを解説する。
CT検診において発見されることが多い肺野型肺癌の最近の話題についても概説する。肺野型肺癌の中でも主たる病型である肺腺癌の新しい病理分類が2011年に発表された。HRCTを中心とした画像診断も、新分類に対応していく必要がある。新しい病理分類では、1995年に提唱された野口らの分類の考え方が組み込まれている。本邦では、2cm以下の腺癌は野口らの分類に基づいて画像診断が行われてきており、新分類となっても画像診断上、読影の考え方に大きな異同はない。しかし、肺癌の亜型として位置づけられていた“細気管支肺胞上皮癌”が廃止され、今後”BAC”という用語は使用しないことや、lepidic pattern(鱗状発育)の有無が診断上ますます重要となることなど、今後、肺腺癌の画像診断を行う上で知っておきたいポイントを解説する。
CT検診画像では、肺がん以外の病変も検出される。中でも喫煙関連肺疾患を示唆する所見は高頻度にみられる。早期の喫煙関連肺疾患所見を積極的に拾い上げ、“COPD予備軍”である喫煙者に対して、積極的に禁煙支援および禁煙治療を行うことで、喫煙率を低下させ、ひいてはCOPD死亡率や肺癌死亡率を低下させていくことが重要である。
2012年度
専門医部会教育セミナー | |
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開催日 | 2012年10月27日(土) 12時~12時50分 |
会場 | 信州大学医学部附属病院外来棟4階 中会議室 松本市旭3-1-1 TEL:0263-35-4600 |
世話人 | 信州大学医学部附属病院難病診療センター 松田 正之 |
内容
- ■テーマ
- 『変わりつつある糖尿病診療』
糖尿病診療は、2010年の糖尿病診断基準の改定、新しい機序の薬剤インクレチン薬の発売ばかりでなく炭水化物管理食療法など非薬物療法においても様々な変化があります。一方で更なる患者数の増加、治療の遅れも指摘されています。現在の糖尿病診断・治療についてチーム医療、連携医療を含めて変わってきていること・変わらない(変われない)ことの改善点・問題点をお話しいたします。
- ■司会
- 信州大学内科学講座糖尿病・内分泌代謝内科 佐藤 吉彦
- ■演者(症例提示者)
- 慈泉会相澤病院糖尿病センター 山内 恵史
専門医部会教育セミナー | |
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開催日 | 2012年6月2日(土) 12時~12時50分 |
会場 | 新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ 新潟市中央区万代島6-1 TEL:025-246-8400 |
世話人 | 新潟大学医歯学総合病院 田邊 嘉也 |
内容
- ■テーマ
- 『早期胃癌に対する最近の内視鏡診療とH.pylori感染症』
今回は、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やNBI拡大内視鏡を中心とした消化器内視鏡の分野が専門である小林正明先生から早期胃癌に関わるお話をして頂きます。題して「罹患率トップの胃癌にもご注意を」です。ランチョン形式で行うためお弁当を用意しておりますので奮ってご参加下さい。
- ■司会
- 新潟大学医歯学総合病院 田邊 嘉也
- ■演者(症例提示者)
- 新潟大学医歯学総合病院光学医療診療部 小林 正明
2011年度
専門医部会教育セミナー | |
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開催日 | 2011年11月5日(土) 12時~13時 |
会場 | 新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ 3階 中会議室 |
世話人 | 新潟大学大学院総合地域医療学講座 井口清太郎 |
内容
- ■テーマ
- 『心電図をどこまで読み解くか?』
今回は、内科医として心得ておくべき心電図の基本について、国内でも不整脈の研究・治療に関わってこられた第一人者でもある新潟大学第一内科元教授である相澤義房先生から心電図に関わるお話をして頂きます。題して「心電図をどこまで読み解くか?」です。
心電図一枚でどこまで分かるのか、どこまで読み解くのか、専門家によるプライマリなお話しを伺います。ランチョン形式で行うためお弁当を用意しておりますので奮ってご参加下さい。
- ■司会
- 井口清太郎(新潟大学総合地域医療学講座)
- ■講師
- 相澤 義房(立川綜合病院本部研究開発部)
開催日 | 2011年6月25日(土) 12時~13時 |
会場 | 長野市若里市民文化ホール |
世話人 | 信州大学医学部附属病院リウマチ・膠原病内科 松田 正之 |
内容
- ■テーマ
- HIV/AIDS感染症の現状
HIV感染症はマスコミに取り上げられる機会が減ってきたが、日本では依然増加傾向にある。感染者はほとんど男性で、感染のきっかけは同姓間性交渉が多い。HIVは感染初期を除いて数年から十年間の潜在期には自覚症状はほとんどない。HIVスクリーニング検査を施行されなければ重篤な日和見感染症により生命の危機にさらされるまで発見されないことが多い。HIVの早期発見が重要であることを解説する。
一方、1996年HAARTが開発されてから、HIV感染症の生命予後は著しく改善し、将来、慢性疾患として臨床医が日常診療する疾患になる可能性が高い。そこで抗HIV治療の進歩、長期治療による抗ウイルス効果や副反応について解説する。
尚、講演中に2症例を提示して、日和見感染症について参加者とディスカッションを予定している。
- ■司会
- まつもと医療センター松本病院 北野 喜良
- ■症例提示
- 長野赤十字病院感染症内科 増渕 雄
長野県立須坂病院感染制御部 山﨑 善隆
2010年度
開催日時 | 2010年11月13日(土) 11時45分~12時55分 |
場所 | 信州大学医学部附属病院 松本市旭3-1-1 TEL:0263-35-4600 |
世話人 | 信州大学医学部附属病院リウマチ・膠原病内科 松田 正之 |
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開催日時 | 2010年6月5日(土) |
場所 | 新潟コンベンションセンター 朱鷺メッセ |
世話人・司会 | 新潟大学大学院総合地域医療学講座 井口清太郎 |
テーマ | 「古くて新しい感染症~結核の診断とその治療」 |
内容 |
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2009年度
開催日時 | 2009年10月31日(土) 11時45分~12時55分 |
場所 | 新潟コンベンションセンター朱鷺メッセ |
タイトル | 「その胸痛、帰していいんですか?」 「その腰痛、帰していいんですか?」 |
司会 | 井口清太郎(新潟大学大学院医歯学総合研究科) |
講師 | 高橋 昌(新潟大学第二外科) 平野 徹(新潟大学整形外科) |