MENU

第236回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第236回東北地方会

◆2025年9月27日(土) ◆会長: 弘前大学大学院医学研究科脳神経内科学講座 冨山 誠彦
◆会場:リンクステーションホール青森

 

演題番号 7
演者:笹倉 聖也 / 指導医:三浦 万紀
青森県立中央病院脳神経内科
診断に難渋し2回の脳生検を施行した中枢神経原発悪性リンパ腫の1例
演題番号 8
演者:村上 諒 / 指導医:柳田 錬
青森県立中央病院脳神経内科
茎状突起過長症を契機に過灌流症候群を発症したと推定された1例
演題番号 9
演者:岩澤 朋佳 / 指導医:上野 達哉
青森県立中央病院神経内科
非典型的炎症像を呈したCerebral Amyloid Angiopathyの1例
受賞の感想

青森県立中央病院脳神経内科 笹倉 聖也 先生

この度は、第236回日本内科学会東北地方会プレナリーセッション、および若手奨励賞に選出いただき、大変光栄に存じます。発表に際しご指導いただきました三浦万紀先生を始め、青森県立中央病院脳神経内科の先生方に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
 今回、私が発表させていただいた症例は、診断に難渋し2回の脳生検を施行した中枢神経原発悪性リンパ腫の1例でした。脳生検で悪性所見がみられなかったものの、典型的な中枢性脱髄疾患の臨床像とは異なっており、その後の慎重な経過観察と早期の再生検を検討することの重要性を学びました。発表当日は、座長ならびに会場の先生方から多くの貴重なご意見・ご質問をいただき、改めて臨床の広さと奥深さを実感いたしました。
 今回この症例から得られた経験や知見を今後の診療に活かし、より一層の研鑽を積む所存です。この度は誠にありがとうございました。

青森県立中央病院脳神経内科 村上 諒 先生

この度は東北地方会プレナリーセッションにおいて受賞の機会を賜り、誠にありがとうございました。人生で初めての症例発表であったため、不慣れな点や至らない部分も多々ありましたが、このような評価をいただけたことを大変嬉しく思っております。
 今回扱った茎状突起過長症は希少な疾患であり、参考文献が限られる中で、どのように構成し伝えるか悩む場面も少なくありませんでした。しかし、指導医の先生方から丁寧なご指導と助言を頂いたおかげで、なんとか発表として形にすることができました。
  今回の発表を通して得た経験は、今後の学びや診療、研究活動に大いに生かしていきたいと考えております。

青森県立中央病院神経内科 岩澤 朋佳 先生

この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション奨励賞に選出いただき、大変光栄に存じます。また、お忙しい中でご指導いただきました青森県立中央病院脳神経内科上野達哉先生はじめ、多くの方々に深くお礼申し上げます。
 私は髄膜炎様の画像所見をきたしたCerebral Amyloid Angiopathy-related inflammationの症例について発表しました。本症例を経験する前までは恥ずかしながらCAA-ri自体についてもあまり理解していませんでした。本例のような貴重な経験により疾患自体にも深く理解を広げることができました。未解明な部分も多く診断基準も確立されていない疾患に対し、様々な文献を探すこと、自分なりの考えを持つことなど難しいと感じるとともに高揚感も覚えました。
 発表時には緊張し、質疑応答では質問や助言にたいし、たどたどしい解答になってしまいましたがより症例について考えるありがたい機会を頂戴し大変勉強になりました。春から神経内科医として難しい病態や疾患に遭遇しても今回の経験を活かし、患者さんのために自己研鑽を積んでいこうと思います。この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。

講演会・各支部

PAGETOP
Copyright © 日本内科学会事務局 All Rights Reserved.