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第234回東北地方会 若手奨励賞受賞者

第234回東北地方会

◆2025年2月15日(土) ◆会長:東北大学 杉浦 久敏
◆会場:仙台国際センター

 

演題番号 2
演者:右衛門佐 篤 / 指導医:中嶌 真治
石巻赤十字病院血液内科
尿細管間質性腎炎の治療開始後に不明熱を呈し診断された血管内大細胞型B細胞リンパ腫の1例
演題番号 8
演者:澤口 紫昇 / 指導医:齋藤 雅彦
岩手県立中央病院総合診療科
併発した脾梗塞による疼痛の緩和にオピオイドを要した伝染性単核症の1例
演題番号 9
演者: 久米 佑 / 指導医:水戸 陽貴
中通総合病院内科
腎盂腎炎の診断で入院後にKlebsiella pneumoniaeによる肝膿瘍と判明した1例
受賞の感想

石巻赤十字病院血液内科 右衛門佐 篤 先生

この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション、若手奨励賞に選出頂き大変光栄に思います。ご多忙の中ご指導頂きました石巻赤十字病院血液内科の中嶌先生、腎臓内科の山蔭先生にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。
 本症例は尿細管間質性腎炎の診断後ステロイド加療を始めたのち、不明熱を呈し診断された血管内大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の1例でした。不明熱を呈して以降、自分自身が継続的に診察させていただいた症例であり、不明熱の鑑別からDLBCLの病態生理に至るまで様々なことを勉強させていただいたとともに、こうした場での発表にあたり各種文献検索を通じて臨床研究の大切さを再認識させて頂きました。
 この症例を通じて得た貴重な経験と知識を今後の診療に生かし、より一層の研鑽を積んで参りたいと思います。この度は誠にありがとうございました。

岩手県立中央病院総合診療科 澤口 紫昇 先生

この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション、および若手奨励賞に選出頂き、大変光栄に思います。御指導いただきました岩手県立中央病院齋藤雅彦先生にはこの場をお借りして深く御礼申し上げます。
今回発表させて頂いた症例は、併発した脾梗塞の疼痛緩和にオピオイドを要した伝染性単核症の1例でした。伝染性単核症に脾梗塞が併発することは稀であり、これまで疼痛緩和にオピオイドを用いた症例報告は我々が調べた限りありませんでした。今回オピオイドを用いたことで除痛目的の脾臓摘出を回避することができ、侵襲と術後の免疫能低下の点から見ても脾臓を温存する意義は大きいと考えております。
今回この症例を通じて得た貴重な経験と知識を今後の診療に生かし、より一層の研鑽を積んで参りたいと思います。この度は誠にありがとうございました。

中通総合病院内科  久米 佑 先生

この度は日本内科学会東北地方会初期研修医プレナリーセッション、若手奨励賞に選出頂き、大変光栄に存じます。また発表に際し、ご多忙の中ご指導いただきました中通総合病院の水戸陽貴先生、協力していただいた同院研修医一同に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
 今回発表した症例は、培養検査の結果を正しく解釈し、肝膿瘍を診断し得た一例でしたが、一症例を考察し、省みることで検査の適応や感度、疾患の原因や治療について深く知ることができました。今回の発表例に限らず、自分の診断をレビューし続けることが、診断精度の向上につながるということを身を以て学びました。
 学会発表に関してはハードルが高いととらえていましたが、自己完結にとどまらず、先生方からご意見・ご質問をいただける機会は大変貴重だと感じました。口頭での発表は初めてで、緊張して臨みましたが、終わってみると、また発表をしたいという意欲が湧いてきました。
 今後も臨床での研鑽を怠らず、また学会発表や論文発表にも積極的に取り組んでいく所存です。この度は貴重な学会発表の機会をいただき誠にありがとうございました。

 

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