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第119回日本内科学会総会・講演会 市民公開講座

第119回日本内科学会総会・講演会 市民公開講座

テーマ:「コロナから何を学び、どう備えるか」

主宰会長 稲垣 暢也
(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 教授 / 第119回日本内科学会講演会 会長)
配信日時 配信終了しました

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プログラム

プログラム

司 会 舘田 一博(東邦大学 微生物・感染症学講座 教授)



1:開会の挨拶(13:00-13:05)
稲垣 暢也(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 教授 / 第119回日本内科学会講演会 会長)



2:ご講演(13:05 ~ 14:35)
講演① 13:05 ~ 13:35(30分)
演者: 忽那 賢志先生 (大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 教授)

演題名:「コロナから学ぶ感染対策の基本プログラム」

講演② 13:35 ~ 14:05(30分)
演者:栁原 克紀先生 (長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 臨床検査医学 教授)

演題名:「診断の重要性と落とし穴」

講演③ 14:05 ~ 14:35(30分)
西 順一郎先生 (鹿児島大学医歯学域医学系医歯学総合研究科 感染防御学 教授)
演題名:「改めて考えるワクチンの重要性」



3.総合討論会(パネルディスカッション)(14:35 ~ 14:55)

司会:舘田 一博(東邦大学)

◆パネリスト
忽那 賢志先生 (大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 教授)
西 順一郎先生 (鹿児島大学医歯学域医学系医歯学総合研究科 感染防御学 教授)



4:閉会の挨拶(14:55-15:00)
舘田 一博(東邦大学 微生物・感染症学講座 教授)

演者より皆様へのメッセージ

講演1:忽那 賢志 先生(大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 教授)

忽那先生からのメッセージはこちら
新型コロナウイルス感染症の流行から2年が経ちました。
当初、全くの未知であったこの感染症も、この2年間で多くのことが分かってきました。
またワクチンや治療薬の登場によって、以前ほどの脅威ではなくなってきました。
しかし、まだまだ多くの社会的な影響を与えている怖い感染症です。
自分が感染しないために、正しい情報を知り、正しい感染対策を心がけることが重要です。

講演2:柳原 克紀 先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 臨床検査医学 教授)

栁原先生からのメッセージはこちら
新型コロナウイルス感染症は、症状のみによる診断は難しく、検査結果に基づく確定診断が必要です。検査には、PCRに代表される遺伝子検査、ウイルスが持つ特有のタンパク質を検出する抗原検査、血液中の抗体を調べる抗体検査があり、それぞれに特徴があります。検査はきわめて正確なものですが、偽陽性や偽陰性が見られることは知っておいた方がいいでしょう。検査をする時期や検体の取り方によっても、検出できる感度が変わってしまうことがあります。ワクチン・検査パッケージでは、ご自身で検体を採取し、検査を行うことが提案されています。With コロナ時代では、検査のことをよく知り、活用していくことが求められます。私の講演がその一助になれば幸いです。

講演3:西 順一郎 先生(鹿児島大学医歯学域医学系医歯学総合研究科 感染防御学 教授)

西先生からのメッセージはこちら
新型コロナ出現からわずか1年弱でワクチンが実用化され、感染防止と重症化予防に貢献したことは大きな成果でした。しかし、ウイルスは私たちの免疫を逃れる方向に進化するため、現行のワクチンが効きにくいオミクロン株が出現しました。3回目接種で一定の発症予防効果がみられましたが、その持続性には限界があり、今後新たなワクチン開発が望まれます。また5~11歳への接種も始まりましたが、大人にとってではなく子ども自身の利益を考えて接種を判断する必要があります。ワクチンは万能ではなく効果には限界があること、副反応やまれな健康被害もみられることをふまえて、科学的情報をもとにワクチンの重要性を考えていただきたいと思います。

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